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映画『タンタンの冒険/ユニコーン号の秘密』解説&感想 テンポの良いノンストップアクション

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どうも、たきじです。

 

今回は、2011年公開のアメリカ映画『タンタンの冒険/ユニコーン号の秘密』の解説&感想です。スティーヴン・スピルバーグが監督を務めた3Dアニメーション作品です。

 

 

作品情報

タイトル:タンタンの冒険/ユニコーン号の秘密

原題  :The Adventures of Tintin: The Secret of the Unicorn

製作年 :2011年

製作国 :アメリカ、ニュージーランド

監督  :スティーヴン・スピルバーグ

声の出演:ジェイミー・ベル

     アンディ・サーキス

     サイモン・ペッグ

     ニック・フロスト

     ダニエル・クレイグ

上映時間:107分

解説&感想(ネタバレあり)

豪華すぎるスタッフ&キャスト

本作の原作はベルギーの漫画家エルジェの漫画。『タンタンの冒険』シリーズのうちの3作品を下敷きとして脚色されています。


スティーヴン・スピルバーグと『ロード・オブ・ザ・リング』のピーター・ジャクソンが共同で製作を務め、スピルバーグが監督を務めるという映画ファンならヨダレが出そうな製作体制。しかも『ショーン・オブ・ザ・デッド』や『ホット・ファズ』のエドガー・ライトが脚本をリライトしたなんて、もう最高の布陣じゃないですか。


キャスト陣も豪華ですね。『リトル・ダンサー』のジェイミー・ベルが主人公のタンタン、『ロード・オブ・ザ・リング』でゴラムを演じたアンディ・サーキスハドック船長、6代目ジェームズ・ボンドのダニエル・クレイグが悪役のサッカリン、エドガー・ライト監督作品でお馴染みのサイモン・ペッグニック・フロスト刑事コンビを仲良く演じています。


主要キャストがイギリス人ばかりなのはなぜでしょう。キャラクターがイギリス人の設定なわけでもないですし、原作はベルギーの漫画ですし、製作国はアメリカとニュージーランドですけどね。

 


モーション・キャプチャによる実写風CGアニメ

本作は実写と見紛うようなフルCGのアニメーション。キャラクターの動きは、モーション・キャプチャーによって俳優がつけています。キャラクターの質感もまるで実写かのようなリアルなもの。キャラクターがアニメ的にデフォルメされていなければ実写かと見間違いそうです。


原作は1929年に始まった古い作品ですから、原作の絵は昔ながらのレトロなタッチ。タンタンの登場シーンでは、タンタンが路上アーティストに似顔絵を描かせていますが、この似顔絵が原作のタンタンの絵。登場シーンとして最高に上手い演出ですね!


テンポの良いノンストップアクション

本作はとにかくテンポがよくて、退屈する暇がありません。ちょっと前に本作とは真逆で時間を贅沢に使った超スローテンポ作品『ウエスタン』を見たばかりだったので、余計に早く感じます。最近の若い子はタイパだなんだの言って倍速で映画を観るという話も聞きますが、感覚的には倍速で観ているくらいに早く感じましたね。

 

内容的には『インディ・ジョーンズ』シリーズを手がけたスティーヴン・スピルバーグ監督にうってつけの作品です。宝物、謎解き、ノンストップアクションと、『インディ』と共通項も多いですからね。

 


三次元的なアクション設計

ワクワクするアクションが連続する中でも、特に度肝を抜かれたのは、モロッコで屋敷から脱出してサッカリンを追いかけるシーン。丘の上の屋敷から港まで道を下りながら、羊皮紙を巡るアクションが繰り広げられます。実写では不可能なカメラワークで2分半ほどをワンカットで描いたアクションは臨場感たっぷり。空間を三次元的に使ったアクション設計は見事という他ありません。どうやって構想を練ったらこんな風に仕上がるんでしょう?


それはハドックの先祖のアドック卿と海賊の戦いにも言えること。派手な海戦から、一対一の剣闘まで、手に汗握る戦いを見せてくれます。火薬を伝う火を巡る攻防や、戦うアドック卿と語り部のハドックとをオーバーラップさせる演出も効いています。


個人的には、このシークエンスへの導入の描写にも惹かれましたね。果てしなく続く砂漠で、幻覚を見ているかのように語り始めたハドックの目線の先に帆船が現れる描写です。帆船が砂漠の上を進むように登場し、やがて砂漠が海に変わるという表現に痺れました。

 

最後に

今回は映画『タンタンの冒険/ユニコーン号の秘密』の解説&感想でした。退屈する暇のないテンポの良いノンストップアクション、とりわけ三次元的なアクション設計に度肝を抜かれる、大満足の作品でした。もっともっと評価されていい作品だと思いますね。


ずっと続編の話はありつつなかなか進んでいないようですが、私は待ってますよ!

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました!!

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