どうも、たきじです。
今回はインディ・ジョーンズ・シリーズの第1作、映画『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』の解説&感想です。20世紀初頭に流行した連続活劇を現代に甦らせるというコンセプトで、見事にやってのけたアクションアドベンチャーの傑作です。
作品情報
タイトル:レイダース/失われたアーク《聖櫃》
原題 :Raiders of the Lost Ark
製作年 :1981年
製作国 :アメリカ
監督 :スティーヴン・スピルバーグ
出演 :ハリソン・フォード
カレン・アレン
ポール・フリーマン
ロナルド・レイシー
ジョン・リス=デイヴィス
ヴォルフ・カーラー
上映時間:115分
解説&感想(ネタバレあり)
インディがお供を引き連れて遺跡の中へと向かうオープニングから飛ばしていますね。数々の仕掛けを見抜きながら進んでいく緊張感のある演出。無事に財宝を手に入れたと思ったところで仕掛けが作動してしまい、一転して激しい脱出アクションが始まります。
映画のつかみとなるアクションを見せつつ、インディのキャラクターをスマートに描写した見事なオープニングです。ハットとムチというトレードマークに加え、蛇が苦手というキャラ付けもいいです。
飛行機や車や船であちこちに舞台を移しながら、テンポ良く進んでいくストーリー。その要所要所で見せるアクションが興奮を絶やしません。アクションも多様で、肉弾戦があれば銃撃戦もあり、敵から身を潜める緊迫があれば、脱出や逃亡といった活劇もあります。
インディ達が、聖櫃のあった遺跡から脱出してからクライマックスにかけての盛り上がりは見事なもの。飛行機周りでの激しい格闘から、馬に乗っての追跡、車に乗り移ってのカーアクションと、次から次に繰り広げられるノンストップアクションに大興奮です。
そして、ジョン・ウィリアムズによるテーマ曲が、それらのアクションをさらに盛り上げているのは間違いありません。冒険心をくすぐるこのテーマ曲が刷り込まれた現代の我々の方が、リアルタイムで本作を見た人よりも興奮は大きいかもしれませんね。テーマ曲が流れただけで、沸き立つものを感じます。
本作は散りばめられたユーモアも魅力。大きな刀を振り回しながら登場した刺客に対し、インディが銃で一撃で倒すシーンは傑作です。撮影時にハリソン・フォードが赤痢に苦しみ、アクションができなくなったことから、急遽変更されてこのようになったのだとか。それが今や本作の中でもかなり有名なシーンになっています。
個人的には、折り畳みハンガーのシーンも好きですね。マリオンに情報を吐かせようとマリオンの前に現れたナチスのトート。何やらヌンチャクのような器具を取り出すトートを見て怯えるマリオン。しかし、それは拷問器具の類ではなく、折り畳みハンガー。組み立て終えたトートはそれにコートを掛けます。このシーンは何度見ても吹き出してしまいます(笑)。お手本のような"緊張の緩和"による笑いですね。
さて、本作のクライマックスでは、聖櫃のフタが開かれ、中から精霊のようなものが飛び出し、それによって悪役達は無惨な死を遂げます。初見時には、このオカルト全開の結末に少し戸惑ったのを思い出します。当時、インディ・ジョーンズ・シリーズがオカルト要素を含んでいると思ってなかったんです。今ではすっかり馴染んでいますけどね。
本作の、古代遺跡、活劇、オカルトの要素は、後のアドベンチャー映画でもしばしば見られる要素です。映画ではないですが、ゲーム『アンチャーテッド』(2022年には映画化も)なんて、影響受けまくりですよね。本作が後の様々な作品に影響を与えたことは紛れもない事実でしょう。
最後に
今回は映画『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』の解説&感想でした。大ヒットシリーズの第1作として、素晴らしいノンストップアクションを見せてくれるアドベンチャー映画の傑作です。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!!
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