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映画『X-メン』解説&感想 アメコミ映画の夜明け前の一作

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どうも、たきじです。

 

今回は2000年公開のアメリカ映画『X-メン』の解説&感想です。現在までに14作が製作されているX-MEN映画の第1作です。

 

 

作品情報

タイトル:X-メン

原題  :X-Men

製作年 :2000年

製作国 :アメリカ

監督  :ブライアン・シンガー

出演  :ヒュー・ジャックマン
     パトリック・スチュワート
     イアン・マッケラン
     ハル・ベリー
     アンナ・パキン
     ファムケ・ヤンセン
     ジェームズ・マースデン
     レベッカ・ローミン=ステイモス
     レイ・パーク
     ショーン・アシュモア
     タイラー・メイン
     ブルース・デイヴィソン

上映時間:104分

 

解説&感想(ネタバレあり)

しばらくは低迷していたアメコミ映画でしたが、2002年の『スパイダーマン』に始まるサム・ライミ監督のスパイダーマン3部作や、2005年の『バットマン ビギンズ』に始まるクリストファー・ノーラン監督のバットマンシリーズ(ダークナイト ・トリロジー)が批評的にも興行的にも成功を収めたことによって復活しました。本作『X-メン』の公開は2000年ということで、アメコミ映画の夜明け前の作品ということになります。

 

続編が作られたことからも分かるように、本作は決して失敗作ということではありませんが、上記の2シリーズのような革新的なインパクトを残せなかったのもまた事実でしょう。

 

公開当時の私の感想は「アメコミ映画としてはなかなかよくできていて楽しめた」というものでしたが、その後の上記2シリーズやMCU作品を経て改めて観ると、どうしても平凡に感じてしまいます。特にアクションシーンの演出は平凡で、見どころという見どころはありません。

 

本作で最も楽しめるのはミュータントたちの多様な能力でしょう。中でも印象的なのは、磁場を操るマグニートー。金属板で足場を作りながら歩くとか、自ら宙に浮くとか、手を触れることなく銃を奪って相手に向けるとか、金属を動かせるからこその表現のバリエーションが楽しいです。

 

紐なしでニュートンのゆりかご(複数並んだ球体の端の球体だけが交互にカチカチ揺れる装置)を動かすシーンなんて、遊び心があって面白いですね。マグニートーが去っていくと、球体が地に落ちて転がっていくという演出は見事です。

 

また、自由に姿を変えられるミスティークも非常に魅力的です。議員の秘書に化けて議員を拉致したり、ボビーに化けてローグを学園から追い出したり。クライマックスの戦いでも、X-メンのメンバーに化けまくりで彼らを欺きます。ただ、ストーリー上においても、アクションにおいても、ミスティークを便利に使い過ぎなきらいがありますけど(笑)。

 

一方、セイバートゥースやトードといった他の敵キャラクターはあまり面白みがなく、印象に残りませんでした。

 

X-メンのメンバーの中では、やはり主人公ウルヴァリンが圧倒的な存在感を放っています。驚異的な再生能力や、拳から突き出る爪といった特殊能力、そしてヒュー・ジャックマンの演技によって、映画全体を牽引するキャラクターとして強い印象を残します。謎めいた過去を持つ彼のバックストーリーも、本作の中で興味を引く要素となっています。

 

一方で、サイクロップスはちょっと見せ場が少なめですね。ウルヴァリンとの小競り合いは面白いですが。ストームはそれなりに活躍するものの、上述の通り演出が平凡なせいか、あまり魅力が引き立てられていないのが残念です。

 

最後に

今回は映画『X-メン』の解説&感想でした。今見ると演出面は平凡で、アクションの見どころは少ないものの、ミュータントたちの多様な能力は面白く、それなりに楽しめる一作です。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました!!

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