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映画『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』解説&感想 銀河を舞台にしたコメディタッチのアドベンチャー

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どうも、たきじです。

 

今回は2014年公開のアメリカ映画『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』の解説&感想です。マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)作品としては前作『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』に続く第10作にあたります。

 

 

↓ MCU前作の解説&感想はこちら

 

作品情報

タイトル:ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー

原題  :Guardians of the Galaxy

製作年 :2014年

製作国 :アメリカ

監督  :ジェームズ・ガン

出演  :クリス・プラット
     ゾーイ・サルダナ
     デイヴ・バウティスタ
     ヴィン・ディーゼル
     ブラッドリー・クーパー
     リー・ペイス
     マイケル・ルーカー
     カレン・ギラン
     ジャイモン・フンスー
     ジョン・C・ライリー
     グレン・クローズ
     ベニチオ・デル・トロ

上映時間:122分

 

解説&感想(ネタバレあり)

本作は銀河を舞台にした奇想天外なアドベンチャー。『スター・ウォーズ』をコメディタッチにした感じと言えるでしょうか。

 

物語は、主人公ピーター・クイルの幼少期から始まります。まだ幼い少年が母の死に立ち会うという、予想外にシリアスなオープニングは、コメディタッチのアメコミ映画とは思えないほど重くシリアスです。コメディとは言え、主人公の内面に切り込んだドラマが展開されるのかと期待させる幕開けです。

 

しかし、実際のところ、本作のドラマ性はそこまで深くはありません(笑)。クイルの母への想いや、母からもらったカセットテープの扱いは表面的で、感情の深堀りはされていない印象です。

 

また、ガーディアンズのメンバーたちは、直前まで激しく争っていたのに、刑務所でいきなり仲良くなった感があります。仲良くなるきっかけとなる出来事を通して各キャラクターの内面がもう少し描かれていれば、各キャラクターに対する愛着が一層深まったかもしれません。

 

ドラマが描けていないとアクションにも気持ちが乗りにくいです。アクションそれ自体は素晴らしいんですけどね。多数の戦闘機が飛び交うクライマックスの空中戦なんか、すごく迫力がありました。ここにドラマが乗っかり、キャラクター達の感情が強く結びついていれば、さらに興奮度が増したでしょうから、ちょっと惜しいです。それに、サスペンスフルな演出もないので、手に汗握るような緊張感も物足りませんでした。

 

また、MCU作品の流れで見ると、地球との繋がりが薄いのも少し残念です。地球が舞台になるのは冒頭のみで、あとは60〜70年代の音楽が、かろうじてSF世界と地球を繋いでいる印象です。

 

とはいえ、キャラクターたちは個性的で魅力的です。特に目立つのは人間ではないキャラクター。

 

アライグマの姿をしたロケットは、可愛らしい見た目に反してワイルドな性格がギャップとして効いています。木の姿をしたグルートは、「私はグルート」としか喋れない一方で行動には人間味があるのが魅力的です。声を担当するのが、それぞれ、ブラッドリー・クーパーヴィン・ディーゼルというのも豪華なキャスティングです。

 

さて、主人公のクイルを演じたのはクリス・プラット。本作以前から話題作への出演も多かったですが、本作で本格的にブレイクした印象です。翌年公開の大ヒット作『ジュラシック・ワールド』では恐竜を手懐けた監視員を演じたプラットが、本作では開始早々、小さい恐竜みたいな生物にいきなり蹴りを入れるのに笑ってしまいました。

 

ヒロインのガモーラを演じたのはゾーイ・サルダナ。本作では緑色になっていたサルダナですが、『アバター』では青色になっていましたね。本作、『アバター』、『スター・トレック』と、地球外を舞台にした大作への出演が多いですね。『ターミナル』ではトレッキー(『スター・トレック』の熱狂的ファン)を演じていましたし、宇宙が好きなんでしょうか(笑)。

 

ドラックスを演じたのは元プロレスラーのバティスタ。ザ・ロック(ドウェイン・ジョンソン)と同様、最近ではすっかり俳優として成功しています。強面ながら、少し足りないところがあったり、情に厚かったり、憎めないキャラクターを魅力的に演じていて存在感がありました。

 

ところで、エンドロール後のポストクレジットシーンでは、ハワード・ザ・ダックがカメオ出演し、MCU作品に初登場しています。『ハワード・ザ・ダック/暗黒魔王の陰謀』として1986年に映画化もされているマーベル・コミックのキャラクターですが、同作はあまり評判が良くありません。

 

余談ですが、同作がテレビ放送されたのを、私は幼い頃に楽しんで見ていた記憶があります。もちろん映画が面白いというよりは、実写の中に変なアヒルのキャラクターが混ざっているのが面白くてキャッキャしていただけですけど(笑)。

 

最後に

今回は映画『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』の解説&感想でした。ドラマが描けていないのでどっぷり入り込みづらい部分はありますが、キャラクターは魅力的で、楽しめる作品ではありました。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました!!

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