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映画『ジョン・ウィック:チャプター2』解説&感想 裏社会の掟が生む、さらなる死闘

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どうも、たきじです。

 

今回は2017年公開のアメリカ映画『ジョン・ウィック:チャプター2』の解説&感想です。『ジョン・ウィック』シリーズの第2作です。

 

 

↓ 前作の解説&感想はこちら

 

作品情報

タイトル:ジョン・ウィック:チャプター2

原題  :John Wick: Chapter 2

製作年 :2017年

製作国 :アメリカ

監督  :チャド・スタエルスキ

出演  :キアヌ・リーブス
     コモン
     ローレンス・フィッシュバーン
     リッカルド・スカマルチョ
     ルビー・ローズ
     ジョン・レグイザモ
     イアン・マクシェーン
     ランス・レディック
     フランコ・ネロ
     ピーター・ストーメア

上映時間:122分

 

解説&感想(ネタバレあり)

『ジョン・ウィック:チャプター2』は、前作の興奮はそのままに、さらにスケールアップしたアクションを楽しめる作品です。

 

カーチェイスではなくカーファイトと言いたくなるほどに、激しく車をぶつけ合うカーアクションで派手に幕を開ける本作。前作から5日後という設定のようです。前作では、妻を亡くして傷心のところ、愛車を盗まれ、妻から贈られた愛犬を殺されて復讐に駆られたジョンでしたが、本作ではイタリア系犯罪組織の幹部サンティーノに家を焼かれてしまいます。

 

今回は、「誓印を交わしたのに依頼を拒否した」ジョンの掟破りの行動が原因であるため、序盤は前作ほどにはジョンに同情しづらい部分があります。裏社会の掟とはいえ、それがルールということですからね。しかし、ジョンがサンティーノの依頼を遂行した後に、サンティーノがジョンを消そうと動き出す展開になってからは、再びジョンの戦いに熱くなれます。

 

各シーンの緊張感とアクションの見せ方が秀逸なので、このシンプルなストーリーも、「一本調子」というネガティブな印象よりも、「何も考えずに楽しめる」とポジティブに受け止められます。個人的には前作より断然好きです。

 

相変わらずの華麗なガンアクションには見惚れてしまいます。ジアナ暗殺後の脱出劇やクライマックスのサンティーノの部下たちとの戦いなど、次々に湧いてくる敵をひたすら1人で倒していく感じは、まるで『アンチャーテッド』みたいなゲームのプレイ動画を見ているような感覚もありました(敵の銃から弾を補充する様子とかも含めて)。

 

また、ニューヨーク中の殺し屋がジョンを狙うというのもなかなかスリリングな展開です。複数の殺し屋との戦いをカットバックで見せる構成もいいですし、"ジョン・ウィックの伝説"として語られていた「鉛筆での殺し」が実際に描かれるのも面白いところです。

 

殺し屋の一人として登場する大柄な男は、山本山として活躍した元関取のYAMA。力士引退後はロサンゼルスでタレント活動をしており、本作でも独特の存在感を放っています。

 

この場面では、ラッパーのコモン演じるカシアンとの戦いがメインとなります。暗殺者同士のプライドをかけた戦いとして見応え抜群です。地下鉄の車内で繰り広げられる格闘は緊張感に満ちていました。一方で、群衆の中で、サプレッサー付きの銃を使ってちょこちょこ撃ち合うシーンは、どこかユーモラスでちょっと笑ってしまいました。

 

美術館でのクライマックスでは、ミラーハウスのような企画展の中での戦いが印象的。ミラーハウスでの戦いは『007/黄金銃を持つ男』でもやっていましたが、本作では現代的にアップデートされたスタイリッシュな演出で、視覚的にも楽しめるシーンになっていました。

 

最後には、掟を破ってコンチネンタル・ホテル内でサンティーノを撃つジョン。これは驚きの展開でした。この行動により裏社会から追放され、命を狙われる立場になってしまったジョンが走り出すところで、映画は幕を閉じます。次作への期待を高めるラストシーンですね。

 

最後に

今回は映画『ジョン・ウィック:チャプター2』の解説&感想でした。前作の良さをそのままに、さらにスケールアップしたアクションとスリリングな展開で楽しませてくれる第2作です。『マトリックス』で共演したキアヌ・リーヴスとローレンス・フィッシュバーンの再共演もうれしい一本でした。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました!!

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