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映画『プレデター』解説&感想 恐怖と憧れが同時に刻まれた原体験

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どうも、たきじです。

 

今回は1987年のアメリカ映画『プレデター』の解説&感想です。プレデター・シリーズの第1作です。

 

 

作品情報

タイトル:プレデター

原題  :Predator

製作年 :1987年

製作国 :アメリカ

監督  :ジョン・マクティアナン

出演  :アーノルド・シュワルツェネッガー
     カール・ウェザース
     エルピディア・カリーロ
     ビル・デューク
     ジェシー・ベンチュラ
     ケヴィン・ピーター・ホール

上映時間:107分

 

解説&感想(ネタバレあり)

怖いプレデターと頼もしいシュワルツェネッガー

映画『プレデター』は、私にとって「恐怖」と「憧れ」が同時に刻み込まれた思い出の一作です。初めて観たのはまだ小さい子どもの頃。その恐怖はかなりのもので、今思えば軽いトラウマでした。しかし不思議なことに、ただ怖かっただけでは終わらず、この映画に強く惹きつけられていたのも確かです。

 

プレデターは怖い。だからこそ、それに立ち向かうダッチの姿が、これ以上なく頼もしく映りました。屈強な肉体、揺るがない自信、仲間を率いるカリスマ性。その姿はまさに「ヒーロー」であったし、演じるアーノルド・シュワルツェネッガーは疑いようもなく「アクションスター」でした。

 

血が出るなら殺せる

 

なんて象徴的な台詞でしょう。子ども心にその強さとかっこよさに圧倒され、憧れを抱かずにはいられませんでした。

 

斬新で魅力的なプレデターという存在

そして大人になって改めて観ると、プレデターもまた非常に魅力的なキャラクターであることに気づかされます。狩猟を目的に、たった一体で地球へやってくる地球外生命体。赤外線のような視覚、光学迷彩による透明化、照準用の赤い三点レーザー、蛍光色の緑の血。そうした設定のひとつひとつが斬新で、観客を惹きつけます。さらに治療キットまで備えた姿からは、彼が単なる怪物ではなく、高度な文明と独自の倫理観を持つ“狩人"であることがうかがえます。

 

それでいて、プレデターの正体や背景は過剰に説明されません。そのミステリアスさが想像力を刺激します。分からないからこそ怖く、分からないからこそ魅了されるのです。

 

緊張感と恐怖演出

舞台となる息の詰まるようなジャングルも、緊張感を極限まで高めています。プレデター視点の赤外線映像と独特の効果音は、観客を完全に“狩られる側”の感覚へ引き込みます。なかなか姿を現さず、焦らしに焦らした末に、光学迷彩の輪郭、体の一部、全身、そしてマスクを外した素顔へと段階的に正体が明かされていく構成は見事です。特に、スタン・ウィンストンによる素顔の造形は、デザインも表現力も圧巻です。

 

物語が進むにつれ、屈強な兵士たちが一人、また一人と狩られていく展開は残酷でありながら、どこか心地よさすら感じさせます。そしてダッチただ一人となって状況が整い、物語は一対一の対決へと収束していきます。

 

個人的に忘れがたいのは、プレデターから逃げるダッチが崖から川へ落ち、命からがら岸へたどり着くシーン。ようやく一息ついて、地面にひれ伏して息を切らすダッチの背後で、「何か」が水に落ちる音がします。姿は見えないのに、確実に追ってきている。恐怖の演出です。

 

珠玉のクライマックス

銃器を失い、ジャングルそのものを武器に変えていくダッチ。罠を仕掛け、泥を塗り、静かに備える姿と、獲物のドクロを愛でるプレデターの姿を交互に描くクロスカッティングは、クライマックスへの期待感を高めます。そして雄叫びを上げ、真正面からプレデターを呼び出すダッチ。その瞬間、本作は「逃げる物語」から「挑む物語」へと変わります。

 

一対一の戦いは、息を呑む緊張感に満ちています。最初は隠れながらの緊張感ある戦い。やがては2人の真っ向勝負。プレデターが自ら武器やマスクを捨て、生身で戦おうとする姿には、彼の誇りと美学が感じられ、この謎めいた存在に一握りのキャラクター性を生み出しています。

 

そしてダッチは遂にプレデターに打ち勝ちます。その勇敢さ、強さにすっかり虜になってしまいます。

 

最後に

今回は映画『プレデター』の解説&感想でした。斬新で魅力的なプレデターの設定、緊張感や恐怖を高める演出もさることながら、圧倒的な強さを見せるアーノルド・シュワルツェネッガーのアクションスターとしての魅力が輝く作品でした。人気シリーズの第1作として、今なお色褪せない名作だと改めて感じました。

 

個人的な満足度:8/10

 

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