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映画『アメイジング・スパイダーマン2』解説&感想 シリーズ打ち切りになったのは残念

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どうも、たきじです。

 

今回は2014年公開のアメリカ映画『アメイジング・スパイダーマン2』の解説&感想です。マーク・ウェブ監督版のスパイダーマン・シリーズの第2作です。

 

 

↓ 前作の解説&感想はこちら

 

作品情報

タイトル:アメイジング・スパイダーマン2

原題  :The Amazing Spider-Man 2

製作年 :2014年

製作国 :アメリカ

監督  :マーク・ウェブ

出演  :アンドリュー・ガーフィールド
     エマ・ストーン
     ジェイミー・フォックス
     デイン・デハーン
     コルム・フィオール
     フェリシティ・ジョーンズ
     ポール・ジアマッティ
     サリー・フィールド
     キャンベル・スコット
     エンベス・デイヴィッツ

上映時間:142分

 

解説&感想(ネタバレあり)

マーク・ウェブ監督版のスパイダーマン・シリーズの第2作にあたる本作は、前作に続いてややダークでシリアスなトーン。マックスの事故や、ハリーが変異する様子はホラーチックなところがありすし、恋愛要素も別れ、復縁、死別と重厚な展開が描かれます。

 

また、ピーターを残して去った父の想いや、我が子のようにピーターを育てたメイおばさんの感情が深くが描かれるなど、ドラマチックな作品に仕上がっています。とはいえ、クリストファー・ノーラン監督によるバットマン3部作(いわゆるダークナイト ・トリロジー)みたいなのがやりたかったとしたら、まったくその域には達していません。

 

ある程度のドラマ性はあるものの、同3部作のような脚本の緻密さは感じられません。本作のヴィランとしてエレクトロとグリーンゴブリンが登場しますが、両者の関わりは不十分で、終盤で慌ただしく登場するゴブリンが取ってつけたような印象なのは残念です。

 

一方、アクションシーンの迫力は前作以上。流れるようなカメラワークで見せる長めのショットが印象的に使われています。特にスパイダーセンスを視覚化するようなスローモーションの多用がうまく決まっていますね。タイムズ・スクエアで、時間を止めてカメラだけが動き回るようなショットも見どころです。

 

音楽はハンス・ジマー率いるThe Magnificent Sixが担当。ハンス・ジマーは上述のダークナイト ・トリロジーの音楽も担当していて、同シリーズで新境地を開拓した印象がありましたが、本作でも見事。エレクトロニックとオーケストラを融合させた独特の音楽は本当にかっこよく、アクションシーンの興奮を盛り上げています。

 

さて、本シリーズは興行収入や評価が期待には届かず、またソニーとマーベルがMCUにスパイダーマンを登場させる契約を結んだ絡みなどにより、本作で完結となってしまいました。前作、本作と、映画のラストで謎の男が登場し、シニスター・シックスの登場が示唆されていながらの完結は、打ち切り感が強いですね。

 

ただ、ラストシーンは素晴らしいです。グウェンを失い、想像するだけでも厳しい精神状態の中で、スパイダーマンとしての活動をやめたピーター。彼が再びスパイダーマンとなり、暴れ回るライノと対峙します。このシーンだけを見れば、「スパイダーマンの戦いはまだまだ続いていく」的な結末として、いい終わり方ですけどね。

 

最後に

今回は映画『アメイジング・スパイダーマン2』の解説&感想でした。傑作とまでは言えないものの、ドラマもアクションもそれなりに楽しめる作品。個人的には、打ち切りになってしまった当時は残念な気持ちでした。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました!!

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