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映画『007/黄金銃を持つ男』解説&感想 コメディ要素やツッコミどころ満載の第9作

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どうも、たきじです。

 

今回は1974年公開の英米合作映画『007/黄金銃を持つ男』の解説&感想です。007シリーズとしては、前作『007/死ぬのは奴らだ』に続く第9作です。

 

 

↓ 前作の解説&感想はこちら

 

作品情報

タイトル:007/黄金銃を持つ男

原題  :The Man with the Golden Gun

製作年 :1974年

製作国 :イギリス、アメリカ

監督  :ガイ・ハミルトン

出演  :ロジャー・ムーア
     ブリット・エクランド
     モード・アダムス
     エルヴェ・ヴィルシェーズ
     クリフトン・ジェームズ
     リチャード・ロー
     スーン=テック・オー
     バーナード・リー
     デスモンド・リュウェリン
     ロイス・マクスウェル

 上映時間:124分

 

解説&感想(ネタバレあり)

ロジャー・ムーアがジェームズ・ボンドを演じた作品は、比較的コメディ色が強い作品が多い印象ですが、本作は特にその印象が強い作品です。なんというか、結構ふざけてますよね(笑)。ツッコミどころも満載です。


その最たるものは、本作の悪役であるスカラマンガに乳頭が3つあるという設定。これはふざけてますよね。本作のタイトルは「第3の乳頭を持つ男」の方が適切ではないでしょうか(笑)。


彼の第3の乳頭が大写しになる登場シーンもずっこけてしまいましたが、ボンドがスカラマンガになりすますために偽の乳頭をつけるというのはもう笑ってしまいました。プールでわざとらしくシャツを脱いで、相手もそれを見て反応するのがなんとも可笑しいです。毎作品で様々なガジェットを提供するQですが、本作で提供するのは偽の乳頭というのがまた(笑)。


また、映画序盤には、スカラマンガの黄金の銃弾をアクセサリーとしてヘソに付けた踊り子が登場。彼女を懐柔し、お腹にキスをして口で銃弾を取ろうとするボンド。ここは完全にコメディのノリになっています(笑)。


敵がボンドを殺そうとするシーンにしてもそうですね。なぜか置物の力士が動き出し、スカラマンガの側近のニック・ナックもどこかの部族のような姿に変装してボンドに襲いかかります。なぜ力士?なぜこんな回りくどい襲い方?とツッコミたくなります。ボンドが力士のまわしをきつく締めることで、力士が痛がるというのもね(笑)。いや、そうはならんでしょ…。


中盤ではボンドが道場へ。当時、ブルース・リーの影響でカンフーが流行っていたことにあやかって東洋の武術をフィーチャーしたのでしょうが、だらだらと続く空手道場のシークエンスは、何を見せられてるんだ?という気分になってしまいました(ボンドだけ道着が左前になっているのはミス?演出?)。そもそも、ここではタイのバンコクを舞台にしているのに、相撲やら日本風の道場やらをフィーチャーするのはどうなのか。


仰々しく現れた相手を、反則技(不意打ちで股間蹴り)で軽く倒すというのは、後の『レイダース』の有名なシーンを思い出させますね。武道としては、このような反則技で相手を倒すのはいかがなものか、となりますが、この場合は生きるか死ぬかなのでそんなことは言ってられませんね。

 


また、前作でもコメディ・リリーフとして登場したルイジアナの保安官が本作にも登場します。前作同様、本作でもストーリーの流れをぶった斬るのでテンポが悪くなり、私は好きにはなれません。ボンドと合流して一緒にカーチェイスするくだりはまだいいのですけどね。


このカーチェイスのくだりでは、車が360°回転しながら川を飛び越えるというスタントを披露していますが、ここでは何とも間抜けな効果音が付けられていて、なぜかギャグシーンのようになっています。


そして、メインのボンドガールのグッドナイトまでも、本作ではお笑い担当になっています。ボンドに憧れを抱いている諜報部員のグッドナイトですが、ボンドとベッドインしたところで、スカラマンガの愛人アンドレアが登場。グッドナイトはシーツの中に隠され、やがてはクローゼットに押し込まれます。


後のシーンでは敵を尾行しようとしてまんまと見つかって拉致されたり、お尻で太陽エネルギー変換装置のスイッチを推してしまってボンドを窮地に陥れたり、敵の技師を液体ヘリウムの中に落としてしまい大爆発の原因を作ったりと、トラブルメーカーとして描かれています。


スカラマンガに拉致された後には、なぜか水着姿になっているのも笑えますが、これはまあ一つのお約束ですね。


このように、本作はコミカルな要素やツッコミどころが満載なので、その辺を好意的に受け止められるかで評価が分かれるところでしょう。個人的にはシリアス路線の方が好きなのですが、ボンドガールがぞんざいに扱われる感じは新鮮で楽しめました。

 


さて、本作で特筆すべきは、悪役のスカラマンガを演じているのがクリストファー・リーというところでしょう。リーは007の原作者のイアン・フレミングの義理のいとこにあたります。


クリストファー・リーと言えば、イギリス映画『吸血鬼ドラキュラ』のドラキュラ伯爵役。アメリカ映画『魔人ドラキュラ』のベラ・ルゴシと共にドラキュラ俳優の双璧ですね。晩年に出演した『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズのサルマン役や『スター・ウォーズ』新三部作のドゥークー伯爵役でさらに名を上げた印象があります。


シリーズ初期の作品では有名俳優が悪役を演じている作品は多くないので、リーの出演は本作の見どころの一つと言えるでしょう。


本作ではQのガジェットが鳴りを潜めていますが、一方でスカラマンガの方がQ顔負けのガジェットを見せてくれます。車は飛行機に変形、黄金銃は万年筆やらライターやらによる組み立て式、使用する銃弾も黄金仕様というこだわり様です。


また、スカラマンガの側近のニック・ナック役は小人症の俳優エルヴェ・ヴィルシェーズ。190cm以上の長身のリーとの対比も面白いところです。

 

最後に

今回は映画『007/黄金銃を持つ男』の解説&感想でした。ロジャー・ムーアがジェームズ・ボンドを演じた作品の中でも際立ってコミカルな要素やツッコミどころが満載の本作。その辺を好意的に受け止められるかで評価が分かれるところでしょう。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました!!

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