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映画『007/ユア・アイズ・オンリー』解説&感想 現実路線で描かれる第12作

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どうも、たきじです。

 

今回は1981年公開の英米合作映画『007/ユア・アイズ・オンリー』の解説&感想です。007シリーズとしては、前作『007/ムーンレイカー』に続く第12作です。

 

 

↓ 前作の解説&感想はこちら

 

作品情報

タイトル:007/ユア・アイズ・オンリー

原題  :For Your Eyes Only

製作年 :1981年

製作国 :イギリス、アメリカ

監督  :ジョン・グレン

出演  :ロジャー・ムーア
     キャロル・ブーケ
     ハイアム・トポル
     リン=ホリー・ジョンソン
     ジュリアン・グローヴァー
     ジョフリー・キーン
     ジェームズ・ビリエ
     デスモンド・リュウェリン
     ロイス・マクスウェル

 上映時間:127分

 

解説&感想(ネタバレあり)

ボンドが宇宙に飛び出すなど、かなり荒唐無稽だった前作の反動か、本作はずいぶんと現実路線の作風になっています。Qの目立ったガジェットも登場せず、敵味方の生身のアクションが映画の中心となります。


プレタイトル・シークエンスでは、なかなか派手なヘリコプターアクションを見せてくれます。ボンドの乗るヘリコプターは悪役によって遠隔操作され、ボンドはそれに翻弄されます。ヘリコプターはトリッキーな動きを見せており、撮影にあたったパイロットの腕を感じさせます。


このシーンで登場する悪役は、どう見てもブロフェルドですね。権利関係の大人の事情でブロフェルドやスペクターは登場させられなくなっていたので、名前は一切明かされませんが。

 


序盤のスペインでのカーチェイスもまずまずの出来栄え。ボンドカーのロータス・エスプリは自爆してしまったので、ボンドガールの乗るシトロエン・2CVでチェイスが行われるのも面白いところです。


一番の見せ場はやはり中盤のスキーアクションでしょう。銃撃を交わしながら、バイクで迫る敵から逃げるボンド。ボブスレーが滑る後ろを、スキーとバイクが追走するシーンのスタントは圧巻です。


雪深い町、スキーアクション、ボブスレーというと、第6作『女王陛下の007』を思い出します。映画冒頭でボンドが妻の墓を訪れているのも、ブロフェルドらしき人物が登場するのも、同作へのオマージュでしょうか?(ボンドは同作のラストでトレーシーと結婚するも、ブロフェルドによって彼女を殺される)


妻の墓やブロフェルドらしき人物を出しておきながら、本編には何の関係もなかったことに少しずっこけましたかが、オマージュだと考えるとまだ納得できます。それでも、冒頭で亡き妻に思いを馳せておきながら、女を抱きまくりのボンドにはツッコミを入れたくなりますが(笑)。

 


さて、そんな風にアクションシーンの見せ場はそれなりにある本作ですが、個人的には上述のスキーアクションがピークで、終盤にかけて尻すぼみな印象を受けました。


クライマックスにかけての盛り上がりが今ひとつなんですよね。崖登りのシーンはスリリングではありますが、画的におとなし過ぎてクライマックスには適さないでしょう。テンポも悪くなりますしね。

 

本作のメインのボンドガールはキャロル・ブーケ演じるメリナ。ボンドガールには、とにかくセクシーな女性もいれば、ちょっとアホっぽい女性、敵に近い妖艶な女性など様々。本作のメリナは美しくて知的で落ち着いた女性。個人的にはこのようなタイプが1番ボンドガールにハマるとおもいます。第2作『ロシアより愛をこめて』のタチアナも同じタイプと言えるでしょうか。

 


さて、現実路線の本作ですが、やはりコミカルな要素やツッコミどころはいくつかありますね。


相変わらず敵は回りくどい方法でボンドを殺そうとします。スケートリンクのシーンでは、ご丁寧にアイスホッケーの選手に化けて現れてボンドに襲いかかります(返り討ちにされた3人がアイスホッケーのゴールに押し込まれるたびに掲示板で得点がカウントされていくというギャグも)。


また、悪役に捕まったボンドとメリナは、ロープで縛られて船に引っ張られます。これまた殺すには回りくどい方法です。まあ、こういうのもお約束なのでいいんですけど。


面白いのは、Qの研究室のパスコードの入力音が第10作『私を愛したスパイ』の主題歌になっていること。前作では同じパターンで『未知との遭遇』のメロディーになっていました。このような、作品のムードを壊さない程度の遊び心が好きです。

 

最後に

今回は映画『007/ユア・アイズ・オンリー』の解説&感想でした。荒唐無稽だった前作とは打って変わっての現実路線で、アクションの見せ場もそれなりにありました。作風としては嫌いじゃないのですが、尻すぼみな印象があるのが残念なところです。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました!!

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