どうも、たきじです。
今回は1963年公開の英米合作映画『007/ロシアより愛をこめて』の解説&感想です。007シリーズとしては、前作『007/ドクター・ノオ』に続く第2作です。公開当時の邦題『007/危機一発』としても知られます。
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作品情報
タイトル:007/ロシアより愛をこめて
(別題)007/危機一発
原題 :From Russia with Love
製作年 :1963年
製作国 :イギリス、アメリカ
監督 :テレンス・ヤング
出演 :ショーン・コネリー
ペドロ・アルメンダリス
ロッテ・レーニャ
ロバート・ショウ
バーナード・リー
ダニエラ・ビアンキ
デスモンド・リュウェリン
ロイス・マクスウェル
アンソニー・ドーソン
上映時間:115分
解説&感想(ネタバレあり)
前作でドクター・ノオが所属する犯罪組織として名前が登場したスペクターが本作では本格的に登場。後の作品でもジェームズ・ボンド(ショーン・コネリー)が戦うことになるスペクターの内幕も描かれ、組織の構図を垣間見ることができたことで、シリーズとしてのワクワク感が増しています。
そのスペクターからの刺客、グラント(ロバート・ショウ)の存在は、作品に緊張感をもたらしています。それに、ヒロインたるボンドガールのタチアナ(ダニエラ・ビアンキ)も、スペクターに利用されながらボンドに接近するという形で、こちらも緊張感を高めています。ストーリーはシンプルで直線的な構成ながら、このような緊張感や駆け引きの要素が物語を面白くしています。
アクション面でも前作を大幅に上回っています。列車内でのグラントとの戦闘では、催涙ガスを吹き出すアタッシュケースが活躍。前作では登場しなかった、Qの提供するガジェットが本作でついに登場です。
このグラントとの戦闘がクライマックスかと思いきや、その後も映画の盛り上がりは途切れません。追撃してくるヘリコプターとの戦い、ボートでのチェイス、変装して現れたクレブとの戦闘など、いくつもの山場が用意されています。こうした点も作品の満足度を高めてくれます。
最後には、タチアナとの"行為"が撮影されたフィルムを川に投げ捨て、タチアナに情熱的にキスするボンド。フィルムに別れを告げるように、ボンドは手を振ります。セクシーでユーモアに富んだラストシーンでした。
本作のボンドガールのタチアナは本当に魅力的です。美貌や色気に加え、前作のハニー・ライダー(ウルスラ・アンドレス)からは感じられなかった知性も備えています。個人的には歴代のボンドガールの中でもトップクラスに好きですね。
最後に
今回は映画『007/ロシアより愛をこめて』の解説&感想でした。ストーリー面でもアクション面でも、前作を大きく上回る第2作でした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!!
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