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映画『名探偵コナン 純黒の悪夢』感想 過剰演出を素直に楽しむ

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どうも、たきじです。

 

今回は、2016年公開のアニメ映画『名探偵コナン 純黒の悪夢』の感想です。『名探偵コナン』の劇場版としては第20作にあたります。

 

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作品情報

タイトル:名探偵コナン 純黒の悪夢

製作年 :2016年

製作国 :日本

監督  :静野孔文

声の出演:高山みなみ
     山崎和佳奈
     小山力也
     池田秀一
     古谷徹
     林原めぐみ
     山口勝平
     緒方賢一
     松井菜桜子
     茶風林
     岩居由希子
     高木渉
     大谷育江
     天海祐希

上映時間:112分

 

感想(ネタバレあり)

コナン映画は推理要素よりアクション要素の方が強い印象のものも少なくないですが、本作は完全にアクションに振り切っていますね。"事件の推理"という要素はなく、公安やFBIを交えた黒の組織との対決のストーリーになっています。


アクションシーンを始めとした過剰演出やツッコミどころも目立ちますが、製作陣は確信犯でやっているでしょうから、こちらも素直に楽しむのが正解でしょうね。


本作のゲストキャラのキュラソーにしても、安室や赤井やコナンにしても、特殊能力を持ったスーパーヒーローの如く人間離れしたアクションを見せます。キュラソーが元太を助けるシーンなんかは、もう笑ってしまいました。


観覧車でのクライマックスは過剰演出でとことん盛り上げていて楽しいですね。安室が爆薬で黒の組織の面々が乗る戦闘ヘリの形を浮かび上がらせ、コナンがサッカーボールの花火で戦闘ヘリの体勢を崩し、赤井がローターを狙撃します。見事に敵を撹乱するのが痛快です。


それにしても、黒の組織は相変わらず目立ちまくっています。停電で真っ暗にしているとは言え、戦闘ヘリで観覧車を破壊するなんてねぇ…。世界中でニュースになるような大事件ですよ(笑)。第13作『漆黒の追跡者』でもそんな感じでしたけどね。


また、キュラソーが5色の光で記憶を失ったり記憶が戻ったりという設定は荒唐無稽に思えます。コナンが5色のシートからそれを見抜くのも、「そんなアホな!」って感じで(笑)。ちょっと無理がありますよね。


キュラソーが黒の組織を裏切るのは予定調和と言ったところでしょうか。映画序盤から、着色されていないキーホルダー(何色にでもなれる)やオセロ(黒が白にひっくり返る)が、それを暗示していました。お酒のキュラソーには5色あるということもまた、彼女は何色にでもなれるのだということを示唆しています。この辺りはなかなかうまいところでした。


ところで、本作冒頭でキュラソーが警察から盗み出したNOCリストは、『ミッション・インポッシブル』(第1作)でもキーアイテムになっていました。ベルリンでリースリングがジンに殺害される現場が、『ミッション・インポッシブル』冒頭のプラハのシーンの現場とよく似ているのはオマージュかな?

 

最後に

今回は、映画『名探偵コナン 純黒の悪夢』の感想でした。完全にアクション映画に振り切っていて、過剰演出やツッコミどころも目立つものの、それさえ受け入れればそれなりに楽しめる作品でした。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました!!
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