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映画『X-MEN: ダーク・フェニックス』解説&感想 惜しさの残るフィナーレ

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どうも、たきじです。

 

今回は2019年公開のアメリカ映画『X-MEN: ダーク・フェニックス』の解説&感想です。『X-MEN: アポカリプス』に続く、X-MEN新シリーズの第4作、X-MEN映画としては『デッドプール2』に続く第12作です。

 

 

↓ 前作の解説&感想はこちら

↓ X-MEN映画の前作の解説&感想はこちら

作品情報

タイトル:X-MEN: ダーク・フェニックス

原題  :X-Men: Dark Phoenix

製作年 :2019年

製作国 :アメリカ

監督  :サイモン・キンバーグ

出演  :ジェームズ・マカヴォイ
     マイケル・ファスベンダー
     ジェニファー・ローレンス
     ニコラス・ホルト
     ソフィー・ターナー
     タイ・シェリダン
     アレクサンドラ・シップ
     コディ・スミット=マクフィー
     エヴァン・ピーターズ
     ジェシカ・チャステイン

上映時間:114分

 

解説&感想(ネタバレあり)

MCUの影に隠れてしまった不運

『X-MEN: ダーク・フェニックス』は、4作にわたるX-MEN新シリーズの最終作にあたる作品です。しかし残念ながら、興行的にも批評的にも成功したとは言い難い仕上がりとなってしまいました。

 

本作が公開されたのは、世界中を熱狂させた『アベンジャーズ/エンドゲーム』の直後。MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の大きな区切りとなる壮大なフィナーレと比較されてしまうと、パワー不足は否めません。

 

MCUが世界観を徹底して統一し、作品の積み重ねの上に感動を築いたのに対し、X-MENシリーズは作品ごとに矛盾だらけ。シリーズ作品としての重みが希薄な点も、対比的に目立ってしまいました。

 

原作を活かしきれないドラマ構成

本作の原作は「ダーク・フェニックス・サーガ」。フェニックス・フォースに取り憑かれたジーン・グレイが、自らの力とアイデンティティの狭間で苦悩する、壮大な悲劇の物語として、X-MENのコミックの中でも屈指の名作として知られています。

 

しかし、本作ではその内面の葛藤が十分に描かれていませんでした。ジーンが怒り、恐れ、そして最後に仲間を守ろうと決意する――その心理の流れが浅く、クライマックスでの“改心”が唐突に見えてしまうのです。特にチャールズとジーンの最終的な和解の描写は、感情的な説得力に欠け、ご都合主義的な印象を受けます。

 

また、ここまでシリーズを観てきた人にとって大事件であるはずのレイヴン(ミスティーク)の死の扱いも不満が残ります。彼女の死が物語にあまり活かせていませんし、感情的な余韻もほとんど残らないのは残念でした。

 

クライマックスのアクションはそれなりに

アクションは全体としてそこまで目を惹くものではありませんが、鉄道でのクライマックスはそれなりに見応えがありました。

 

ミュータントたちが拘束を解かれ、遂に敵と対峙する展開は、状況が見事に整って胸を熱くさせます。それぞれが存分に能力を活かして戦うアクションはシリーズの醍醐味。特にマグニートーの磁力操作、ナイトクローラーの瞬間移動は視覚的に楽しく、スーパーヒーロー映画らしい興奮を与えてくれます。

 

ただし、毎度アクションで楽しませてくれるクイックシルバーがクライマックスにいないのは惜しいところ。序盤で負傷して退場してしまいました。チートキャラが故に、彼がいるとパワーバランスが崩れてしまいますから、仕方ないところですが。

 

最後に

今回は映画『X-MEN: ダーク・フェニックス』の解説&感想でした。決してつまらない映画ではありませんが、ジーン・グレイの悲劇と再生を描くという点では、もう少し深みのあるドラマを求めてしまいました。シリーズ最終作としてのインパクトも弱く、感動よりも惜しさが残るフィナーレでした。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました!!

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