どうも、たきじです。
今回は2022年公開のアメリカ映画『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』の解説&感想です。ブラックパンサー・シリーズとしては『ブラックパンサー』に続く第2作、マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)作品としては『ソー:ラブ&サンダー』に続く第30作にあたります。
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作品情報
タイトル:ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー
原題 :Black Panther: Wakanda Forever
製作年 :2022年
製作国 :アメリカ
監督 :ライアン・クーグラー
出演 :レティーシャ・ライト
ルピタ・ニョンゴ
ダナイ・グリラ
ウィンストン・デューク
フローレンス・カサンバ
ドミニク・ソーン
ミカエラ・コール
テノッチ・ウエルタ・メヒア
マーティン・フリーマン
ジュリア・ルイス=ドレイファス
アンジェラ・バセット
上映時間:161分
解説&感想(ややネタバレあり)
前作『ブラックパンサー』を始め、MCU作品でブラックパンサーを演じてきたチャドウィック・ボーズマンの早すぎる死。シリーズに関わってきたキャストやスタッフも大きな喪失感を抱えながら製作されたであろうシリーズ第2作が『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』です。映画の中でも、冒頭でティ・チャラ(ブラックパンサー)は命を落とし、まるでボーズマンの死による喪失感をそのまま投影したかのようなストーリーになっています。
シュリを軸として、喪失感、復讐心、再生といったところをテーマとして映画は展開していきます。MCU作品としては珍しくポストクレジットシーンもなく、ボーズマンの追悼が前面に出た作品です。このようなスタンスは理解できますが、やはり作品のトーンとしてはMCU作品に求めるものではないというのも正直なところです。感傷的な雰囲気が強いですし、161分という上映時間も長く感じます。
ボーズマンの不在に加え、本作には大物のゲスト俳優の出演もないですし、他作品とのクロスオーバーもないので、地味な印象を受けてしまうのも残念なところ。MCUの前作『ソー:ラブ&サンダー』では、クリスチャン・ベールやラッセル・クロウが出演していたり、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』の面々が出演したりと、極めて豪華だった分、その落差が大きいです。
クライマックスはそれなりに盛り上がるものの特筆すべき面白さや感動はありません。オコエ、アネカ、リリなど、脇役のキャラクターをいろいろと描いてきた割にはクライマックスでその描写が活かされていないのが物足りないです。リリのアイアンマン風スーツにしても、アイアンマンの劣化版みたいな印象を受けてしまいました。
一応、私は本作をそれなりに楽しんで観られたのですが、なんかネガティブなことばかり述べていますね(笑)。
素晴らしかった点を挙げるなら、やはりラモンダを演じたアンジェラ・バセット。国際社会で複雑な立場に置かれた国を背負う女王、息子を失った母、まだ未熟な娘の母。様々な側面を持つラモンダを繊細かつ迫力ある演技で見事に表現しています。オコエを解任するシーンなどは彼女が完全に画面を支配していました。MCU作品初のアカデミー賞演技部門(助演女優賞)ノミネートも納得の演技でした。
最後に
今回は映画『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』の解説&感想でした。全体として退屈することはなかったですし、追悼を前面に出したスタンス自体は悪いとは思いませんが、作品の出来としては、やや凡庸にも感じられる作品でした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!!
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