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映画『トイ・ストーリー4』感想 ついにトイ・ストーリーも…

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どうも、たきじです。

 

今回は、トイ・ストーリーのシリーズ第四作『トイ・ストーリー4』の感想です。

 

↓過去作の感想はこちら

作品情報

タイトル:トイ・ストーリー4

原題  :Toy Story 4

製作年 :2019年

製作国 :アメリカ

監督  :ジョシュ・クーリー

声の出演:トム・ハンクス

     ティム・アレン

     アニー・ポッツ 

     トニー・ヘイル

     ジョーン・キューザック

     キアヌ・リーブス

上映時間:100分

 

映画『トイ・ストーリー4』感想(ネタバレあり)

残念な続編

トイ・ストーリー3』の感想で述べたように、前作はとてもきれいな完結編になっていたので、続編は不要というのが私の考えでした。それでもシリーズのファンとして、作られたからにはそれなりに楽しみにして作品を鑑賞しました。しかし、正直言ってとても残念な結果でした

 

つまらなかった訳ではありません。普通の映画としては、充分面白い映画だと思います。しかし、残念に思ってしまったのは、まず第一に、これまでの作品が驚くほど緻密でクオリティの高い脚本だったのに対して、今回は極めて粗い脚本だったこと。第二に、これまでの作品の印象さえ変えてしまう設定やストーリー展開になっていることです。

 

ご都合主義的脚本

本作の脚本は、ご都合主義的展開が目立ちました。

 

例えば、本作はおもちゃ達の行動が直接人間に関与し過ぎです。ウッディがボニーにゴミを投げてフォーキーを作ることを促したり、おもちゃがカーナビのフリをしてボニーのお父さんを欺いたり、挙げ句の果てにはボニーのお父さんが乗っている車を運転してしまったりします。

 

これまでの作品では、基本的におもちゃ達は人間に気づかれないところで行動していました。第一作では、シドに直接語りかけるシーンがありましたが、これはストーリー上でも"禁じ手"であることを前提とした展開でした。が、今回は強引にストーリーを展開させる手段としてやってしまっている感が拭えません。

 

また、バズがやたらと"内なる声"を理由に行動するのも強引な印象を受けました。これまでの作品では、キャラクターの行動原理にとても合理性があり、そこからくるストーリー展開の納得感も、作品のクオリティを高めていました。一方本作は、"内なる声"という便利な理由付けでストーリーを運ばせてしまっています。

 

"ボイスボックス"や"ウッディの本心"といった本作のキーワードを、"内なる声"になぞらえたのは分かるのですが、それをストーリー展開に使ってはダメでしょう。

 

過去作の破壊

久々に登場するボーは、過去作ではお姫様的立ち位置のヒロインでした。それが本作ではバリバリのアクションをこなす"強い女性"に変わっています。"強い女性"はいいのですが、わざわざキャラを変えてしまう強引さは、ポリコレ臭がしてしまいます。

 

そして何より、本作が残念なのは、前作のラストシーンを破壊してしまいかねないことです。前作で、ウッディ達はボニーの手に渡りました。彼らはアンディの元を離れても、アンディがそうしたのと同じように、ボニーが大切に遊んでくれる、そんな希望に満ちた優しいラストでした。それが本作で、ボニーはウッディをないがしろにしているではありませんか!

 

本作のラストで、ウッディがボーと共に、誰の子供にも"属さない"ことを選ぶというのは、生き方や価値観の多様性みたいなものを言いたいのかも知れません。でもね、このことを知ったらアンディは悲しむよ!それと同じ気持ちなんだよ、こっちは!

 

これからどんな気持ちで『』を見ればいいの?

 

最後に

今回は映画『トイ・ストーリー4』の感想でした!そこそこ評判が良さそうだったので少し期待もあったのですが、個人的にはやっぱり作られるべきではない続編でした。残念です!

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました!!
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