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映画『ダイ・ハード』解説&感想 時代を代表するアクション大作!

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どうも、Takijiです。

 

今回は映画『ダイ・ハード』の解説&感想です。アクション大作全盛期の80〜90年代を代表する作品です。

 

作品情報

タイトル:ダイ・ハード

原題  :Die Hard

製作年 :1988年

製作国 :アメリカ

監督  :ジョン・マクティアナン

出演  :ブルース・ウィリス

     アラン・リックマン

     レジナルド・ヴェルジョンソン

     ボニー・ベデリア

 上映時間:131分

 

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解説&感想(ネタバレあり)

巧みな設定とキャラクター配置

主人公のジョン・マクレーン(ブルース・ウィリス)はニューヨーク市警の刑事。別居中の妻ホリー(ボニー・ベデリア)のいるロサンゼルスに到着。ホリーの勤めるナカトミ商事のクリスマス・パーティーを訪れますが、会場の高層ビルはやがてハンス(アラン・リックマン)率いるテロリスト達に占拠され、パーティーの参加者は人質にされます。別室にいたためにテロリストに発見されることなく逃れたマクレーンは、事態を打開すべく1人動き出します。


本作の面白さは、こうした舞台設定の素晴らしさにあります。電話線が切断され、外部との連絡が取れなくなった孤立した高層ビルで、マクレーンが1人でテロリスト達を翻弄していきます。


1人ずつテロリストを倒していきながら、火災報知器で消防隊を呼んだり、テロリストから奪った無線機で警察を呼んだりと、テロリストの計画を撹乱させていくのが心地良いです。


やがてビルを取り囲んだロサンゼルス市警やそれに取って代わるFBIがやたらと無能に描かれているのも面白いです。市警やFBIがマクレーンに対し「余計なことはするな」という姿勢なのに対し、ただ1人彼を理解し、応援する警官パウエル(レジナルド・ヴェルジョンソン)の存在も効いています。


電話線が遮断された中、マクレーン、ハンス、パウエルの三者が無線で通じ合っている点も、ストーリー展開をより面白くしています。また、事件に気づかずに呑気にマクレーンを待っているリムジンの陽気な運転手や、ホリーの自宅に押しかけて幼い子供にまで突撃取材するテレビ記者の存在もいい味付けになっています。


クライマックスの興奮

そうした設定の面白さやキャラクター配置が100%生かされたクライマックスでは、興奮の展開が畳みかけられます。


弟を殺したマクレーンに対して私怨丸出しのカールとの一騎討ち、爆破される屋上からの人質救出、ヘリからのFBIの銃撃回避と屋上爆破からの脱出、ビルからの落下の回避、ハンスとの直接対決とホリーの救出(スローモーションで落ちていくハンス!)と、大団円まで息もつかせぬシーンの連続です。


そして大団円。声しか聞いていなかったパウエルとの対面。そこへ、まだ生きていたカールが襲撃してきますが、パウエルが射殺します。子供を誤射してから銃を撃てなくなっていたパウエルがトラウマを克服する感動的なシーンでもあります。


そして下衆なテレビ記者に対して、ホリーが一発食らわせて終幕。最後の最後まで興奮させてくれます。劇中使われたクリスマスソングと第九で締めるのも絶妙です。


万人向けのエンターテインメント

本作が公開された80〜90年代は、アクション大作全盛期といっていい時代。『ランボー』のシルベスター・スタローン、『ターミネーター』、『コマンドー』、『プレデター』のアーノルド・シュワルツェネッガーを始めとして、ジャン=クロード・ヴァン・ダムやスティーヴン・セガールのようなアクション俳優によるアクション映画が人気を博した時代です。

 

その多くが、強い男がクールに悪をなぎ倒す作品。CG時代に移行する直前で、まだ実写による骨太なアクションが求められた時代です。こうした映画は、なんとも分かりやすいです(笑)。銃撃、格闘、派手な爆破。悪は倒れ、正義が勝つ。これがあれば観客は満足。


本作においても、マクレーンは言うまでもなく、ホリー、パウエル、さらにはリムジン運転手まで、善人はみんな活躍します。テロリスト達はみんな倒され、FBIやテレビ記者のような"嫌なやつ"にも罰が下ります。


本作はそうした分かりやすさに加え、上に述べたように、設定やキャラクター配置のうまさなど、優れた脚本がありますから、万人向けのエンターテインメントに仕上がっています。


また、主人公であるジョン・マクレーンのキャラクターも独特です。同時代のアクション映画は、見るからに強そうな屈強なタフガイやクールな武術の達人が主人公ですが、本作のマクレーンは、刑事とはいえ普通の男。裸足や半裸で、ひたすらぼやきながらテロリストに立ち向かう様子はいままでとは違うアクションスター像を作り上げています。


そういう普通の男が"ダイ・ハード(なかなか死なない)"であるというのがまたいいのです。

 

最後に

今回は映画『ダイ・ハード』の解説&感想でした。30年以上前の作品ですが、今も変わらずに楽しめる作品になっています。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました!!

 

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