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映画『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』解説&感想 待望のアニメ映画化

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どうも、たきじです。

 

今回は、2023年公開の日米合作映画『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』の解説&感想です。マリオの生みの親にして、現在は任天堂の代表取締役フェローを務める宮本茂氏がプロデューサー(共同)を務めています。

 

 

作品情報

タイトル:ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー

原題  :The Super Mario Bros. Movie

製作年 :2023年

製作国 :アメリカ、日本

監督  :アーロン・ホーバス
     マイケル・イェレニック

声の出演:クリス・プラット
     チャーリー・デイ
     アニャ・テイラー=ジョイ
     ジャック・ブラック
     キーガン=マイケル・キー
     セス・ローゲン
     フレッド・アーミセン
     ケビン・マイケル・リチャードソン
     セバスティアン・マニスカルコ
     チャールズ・マーティネー

上映時間:93分

解説&感想(ネタバレあり)

待望のアニメ映画化

世界一有名なゲームキャラクターと言っても過言ではないマリオ。1981年、アーケードゲーム『ドンキーコング』(後にゲーム&ウォッチやファミコンに移植)のプレイキャラクターとしてデビューし、1983年発売のゲーム&ウォッチ『マリオブラザーズ』(後にアーケード版やそれが移植されたファミコン版も発売)でルイージと共にタイトル・ロールになりました。


そして、1985年。史上最も多くの人にプレイされたゲーム『スーパーマリオブラザーズ』(ファミコン)が発売され、マリオは大人気キャラクターになりました。本作はこの『スーパーマリオブラザーズ』シリーズをモチーフとし、『ドンキーコング』シリーズや『マリオカート』シリーズなどの要素も取り入れてアニメ映画化した作品になっています。

 


至ってシンプルなストーリー

『スーパーマリオブラザーズ』はクッパにさらわれたピーチ姫をマリオ(とルイージ)が助けに向かうというシンプルな設定があるだけで、その背景や過程に明確なストーリーがあるわけではありません。それ故に、映画として物語は自由に作りやすいですね(1993年公開の実写映画『スーパーマリオ 魔界帝国の女神』はさすがに自由すぎましたが笑)。


本作のストーリーは至ってシンプル。異世界に迷い込んだマリオが、クッパに捕まったルイージとキノコ王国の危機を救うために奮闘するというものです。ピーチではなくルイージが捕まるというのは時代を反映していますね。「ヒーローがか弱いヒロインを助ける」という旧来の物語だと批判も出ますから…。当然、ピーチは"戦う女"になります。もっともこれは本作に限るものではなく、ゲームを含め昨今の流れです。


それはさておき、ピクサー作品のように脚本が作り込まれたアニメ映画を見慣れていると、どうしても本作の物語はあっさりしていてドラマ性は浅く感じるところがあります。"兄弟の絆"的なものが物語の主題にはありますが、描き込みはあまり深くありません(ルイージの幼少期の回想が1シーンだけ入るのもとってつけたよう)。

 


ゲームを想起させるアクションと音楽

一方、アクションの楽しさは文句なし。マリオらしい躍動感たっぷりですし、時々ゲームのように横スクロールになるのがいいですね。「心に残った」よりも「すごく楽しかった」と言ってもらえることを目指したと宮本茂氏が仰っていましたが、まさにそれを実現したアクションでした。


上述の通りドラマ性は浅めなので、ストーリーとアクションの相乗効果による盛り上がりは不足してはいます。一方で、本作は音楽がアクションシーンを含め映画を盛り上げてくれます。


マリオとルイージがスーパースターによって無敵になるクライマックスはその最たるもの。お馴染みのゲーム音楽として、スーパースターの曲としてあらかじめ意識付けされているので、作中で初めて流れた時点で音楽がライトモティーフとして機能しています。観ている私達としては、「待ってました!」という感じですよね。


このシーンに限らず、マリオがキノコ王国に来たシーンで『スーパーマリオブラザーズ』や『スーパーマリオ64』のメロディーが流れ、ジャングル王国を訪れたシーンでは『スーパードンキーコング』のメロディーが流れるなど、ちょっとしたモチーフだけでもワクワクさせてくれます。


それだけに、冒頭の氷の国で流れる布袋寅泰の"BATTLE WITHOUT HONOR OR HUMANITY"(『キル・ビル』のメインテーマとして有名)とか、マリオの訓練シーンで流れるボニー・タイラーの"Holding Out for a Hero"(『フットルース』の挿入歌)とか、他の映画のイメージのある既存曲を使ったのは疑問です。

 


ゲームファンを楽しませる小ネタ

音楽以外にも、ゲームを知ってるからこその面白さは満載です。


冒頭、マリオとルイージがCMを見ているピッツェリアの名前は「Punch-Out」。マリオがレフェリーとして登場するボクシングゲーム『パンチアウト!!』に因んでいますね。


店内で絡んでくるマリオの元同僚スパイクは、マリオがビルの解体屋に扮するゲーム『レッキングクルー』の敵キャラです。日本では「ブラッキー」という名前でしたが、本作公開直前に日本でも「スパイク」という名前に変更することが任天堂から公式に発表されました。本作で彼が被っているキャップには「WRECKING CREW」と書かれているのも注目です。


マリオがピーチ城を訪れた際の門番の台詞「Our princess is in another castle(プリンセスは別のお城だ)」は、ゲーム『スーパーマリオブラザーズ』でマリオが途中のステージのクッパ(偽物)を倒した時のキノピオの台詞(英語表示)。日本語字幕にも小さく英語を併記してくれるという親切さ(笑)。


マリオがドンキーコングと戦う赤い鉄材のような足場は、ゲーム『ドンキーコング』のステージをイメージしていますね(マリオがこの闘技場に出て、コロッセオのような客席を見回すショットは、映画『グラディエーター』のオマージュでしょう)。


と、こういうファミコン時代のネタは分かるのですが、私がゲームをがっつりやっていたのはファミコン〜ロクヨンくらいまで。最近のゲームはやっていないので、最近のネタがあったとしても気づけません。


クッパに囚われていた青い星のキャラクターも知りません。何となく、物語のキーになるキャラクターのような意味深な描かれ方をしているように私には見えましたが、何もなく終わったので拍子抜けでした。これならいなくてよかったのでは?

 


任天堂のIP活用

本作は記録的なヒットを飛ばし、任天堂にとっては『スーパーマリオ 魔界帝国の女神』のトラウマを払拭するものになりましたね。2021年にオープンしたUSJのスーパー・ニンテンドー・ワールドや、待望の映画化となった本作など、近年の任天堂は豊富なIPの積極活用を経営方針として掲げています。私は子供の頃からマリオが大好きでしたが、当時は現在のようなIP活用はあまり見られず、例えばマリオ関連のグッズなんかもほとんど見かけませんでした。今の子供達が羨ましい限りです(笑)。


宮本茂氏はしばしば「任天堂はタレント事務所」という発言をしていて、今後も様々なゲームを題材に映画化を進めていくようですから、引き続き期待したいところです。ネタは大量にありますから、後はいい脚本さえあれば、名作が続々と生まれるでしょうね。

 


その他あれこれ
  • 冒頭登場するペンギンの王の台詞、日本語訳では「今のは序の口だ」なんて言ってます。このようなファンタジーの世界で、「序の口」という相撲由来の用語を使うのはどうなの?
  • ピーチ姫はもっと頭身高めのスタイリッシュなキャラクターデザインでも良かったな。(ゲームのデザインの流用かな?)
  • クライマックスでマリオとルイージがクッパにとどめを刺す攻撃は完全にライダーキックです(笑)
  • ヨッシーが卵から孵化するポストクレジットは、某怪獣映画のラストにそっくり。

 

最後に

今回は、映画『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』の解説&感想でした。ストーリーはシンプルながら、ゲームを想起させるアクションや音楽、ゲームファンを楽しませる小ネタ満載でたっぷり楽しめる作品でした。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました!!

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