どうも、たきじです。
今回は2002年公開のアメリカ映画『ボーン・アイデンティティー』の解説&感想です。ボーンシリーズの第1作にあたります。
作品情報
タイトル:ボーン・アイデンティティー
原題 :The Bourne Identity
製作年 :2002年
製作国 :アメリカ
監督 : ダグ・リーマン
出演 :マット・デイモン
フランカ・ポテンテ
クリス・クーパー
ブライアン・コックス
アドウェール・アキノエ=アグバエ
クライヴ・オーウェン
ジュリア・スタイルズ
ガブリエル・マン
上映時間:119分
解説&感想(ネタバレあり)
意識のない状態で海上を漂っていたところを漁船に引き上げられた男。記憶を失っており、皮膚の下に埋め込まれていたのはスイスの銀行の貸金庫番号。複数の言語で会話できる上に、あっという間に2人の警官を倒してしまうほどの身体能力を備えており、常人とは違う"何者か"であることがうかがえます。
やがて、男は自分がジェイソン・ボーンという名で、特別な訓練を受けたCIAのエージェントであることを知ります。この真実は、映画を観ている我々にも最初は提示されません。それ故に、ボーンの正体や、彼が記憶を失った経緯が徐々に明らかになっていくことが、本作の面白さの一つとなっています。
そして何より、本作の大きな魅力は、ボーンが現地の警察や彼を追うCIAの面々を出し抜いていく面白さでしょう。とにかく強く、機転の効くボーンが、幾度も危機を切り抜けていく様は非常に痛快です。
そして、アクション。格闘シーンではCGやワイヤーアクション等とは違った生身の重さを感じる骨太アクションを見せてくれます。また、カーチェイスシーンでは、パリ市街の石畳の上をミニが激走するという興奮のチェイスを見せてくれます。いずれも目まぐるしいカッティングも効いて見応えたっぷり。音楽も緊張感と興奮を盛り上げています。アクション映画としての見どころも十分と言えるでしょう。
さて、CIAがボーン殺害のために送り込んだ3人のエージェントのうち2人をボーンが倒して迎えるクライマックス。残る1人のエージェントであるマンハイムが撃ったのはボーンではなくコンクリン(クリス・クーパー)でした。この展開自体は意外性のある結末であり悪くありません。一方で、最後にボーンがマンハイムと戦うのがクライマックスになると期待していただけに、それがないままに終わってしまったことに物足りなさを感じてしまいました。
映画序盤でCIAが3人のエージェントを送り込む様子が描写されることで、ボーンにとっての敵キャラが明確にされていました。これによって先の展開に期待を高めることに成功していた一方で、これがクライマックスの物足りなさに繋がってしまったのは惜しいところです。
最後に
今回は映画『ボーン・アイデンティティー』の解説&感想でした。ボーンの正体が明らかになっていく面白さ、ボーンが敵を出し抜く痛快さ、そして骨太なアクション、それぞれが素晴らしい作品でした。個人的には続編の『ボーン・スプレマシー』、『ボーン・アルティメイタム』には及ばない出来だと思っていますが、続編の素晴らしさによって本作の価値が高められているようにも感じます。
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