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映画『名探偵コナン ベイカー街の亡霊』感想 SF色の強い異色の第6作

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どうも、たきじです。

 

今回は、2002年公開のアニメ映画『名探偵コナン ベイカー街の亡霊』の感想です。『名探偵コナン』の劇場版としては前作『名探偵コナン 天国へのカウントダウン』に続く第6作にあたります。

 

 

↓ 前作の解説&感想はこちら

 

作品情報

タイトル:名探偵コナン ベイカー街の亡霊

製作年 :2002年

製作国 :日本

監督  :こだま兼嗣

声の出演:高山みなみ
     山崎和佳奈
     神谷明
     田中秀幸
     山口勝平
     林原めぐみ
     茶風林
     緒方賢一
     岩居由希子
     高木渉
     大谷育江

上映時間:107分

 

感想(ネタバレあり)

『名探偵コナン』の劇場版としては第6作にあたる本作。SF色の強い異色のストーリーながら、シリーズ初期の作品の中では個人的に結構好きな作品です。


『名探偵コナン』と言えば、コナンが謎を解くまでは犯人の姿が全身真っ黒の影のように描かれるのが常。しかし本作では犯人の姿を明らかにした上で犯行の様子を描いています。『刑事コロンボ』とか、それに倣った『古畑任三郎』のスタイルですね。


では謎解きがないかというとそんなことはありません。本作では、コナンや蘭、少年探偵団の面々は、仮想空間の中で活躍することになります。現実世界の事件の真相を追うために、ゲームの仮想空間中に隠されたヒントを探すという展開です。しかもゲームに参加した子供達全員がゲームオーバーになってしまうと、みんな脳を破壊されるというヘビーな展開です。

 


繭の形の装置に入って仮想空間を体験するというのは、今で言うメタバースのようなものですが、本作が製作された年代を考えると、『マトリックス』の影響でしょうか。かなり攻めたSFストーリーですが、個人的にはアニメの劇場版というのはこれくらいの特別感のある内容がいいと思います。


原作でもあまり登場しないコナンの父親が登場するのも特別感がありますよね。仮想空間で奮闘するコナン達と並行して、現実世界では父親が捜査するというのも面白いところ。また、仮想空間に入った子供達を彼らの親が見守っているのと同じように、コナンも父親に見守られているというのもうまいところです(ついでに言えば蘭も)。


仮想空間のゲームはシャーロック・ホームズと切り裂きジャックの事件をミックスさせたストーリー。これはなかなか趣向が凝らさられていて面白かったです。ホームズネタが満載なので、詳しい人ならもっと楽しめるんだろうなと思いながら見ていました。


映画序盤からとことん憎たらしく描かれた子供達が登場するので、てっきり噛ませ犬的に消えていくのかと思いましたが、ゲームを通していい奴になっていくのは意外でした。彼らの成長を描いたということでしょうね。リーダー的な存在の諸星はヒロキが体を借りていたので、本物は何の成長もしていないことになりますが。

 

諸星はサッカー好きという設定でしたから、仮想空間の中でキック力増強シューズが使えないコナンに代わって、「いっけー!」ってやるのかと思いましたが、そんな展開ではありませんでした(笑)。

 

最後に

今回は、映画『名探偵コナン ベイカー街の亡霊』の感想でした。SF色の強い異色のストーリーながら、劇場版らしい特別感があって面白い作品でした。

 

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