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映画『名探偵コナン 銀翼の奇術師』感想 いまいち焦点の定まらない第8作

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どうも、たきじです。

 

今回は、2004年公開のアニメ映画『名探偵コナン  銀翼の奇術師』の感想です。『名探偵コナン』の劇場版としては前作『名探偵コナン 迷宮の十字路』に続く第8作にあたります。

 

 

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作品情報

タイトル:名探偵コナン 銀翼の奇術師

製作年 :2004年

製作国 :日本

監督  :山本泰一郎

声の出演:高山みなみ
     山崎和佳奈
     神谷明
     山口勝平
     林原めぐみ
     茶風林
     緒方賢一
     岩居由希子
     高木渉
     大谷育江

上映時間:107分

 

感想(ネタバレあり)

個人的には、本作はコナン映画の中でかなり満足度の低い作品。いまいち焦点が定まらない作品だなという印象が強いです。『名探偵コナン』と言えば基本は推理アニメ。しかし、本作の殺人事件は発生からそう時間もかからずあっさり解決(犯人を特定する根拠に無理があるような…)。物語の1番の山場は「パイロットを失った旅客機を無事に着陸させること」になっています。


劇場版コナンはアクション映画的な側面が強いことは分かりますよ。でもストーリーに脈絡がないのがちょっと…。「パイロットを失う」というクライマックスに向けた展開は、結局のところ、偶然によるものですからね。何らかの意図で犯人が仕組んだものだった、みたいに、前の事件との繋がりがないので、どうも気持ちが乗らないというか。


舞台の公演での宝石の盗難を阻止する前半パートも、後半でみんなが飛行機に乗る理由づけとしか作用しておらず、後半との繋がりが弱いです。怪盗キッドとの戦いを描いた1エピソードに過ぎないという感じです。怪盗キッドをゲストキャラクターにすると、どうしてもストーリーの組み立てが難しくなるような気がしますね。


あ、キッドが警察を引きつけることで、パトカーによって滑走路を照らすという展開はなかなか良かったです。


キッドが素顔のまま新一に化けても誰も気づかないとか、旅客機の操縦を小学生や女子高生にやらせる大人達とか、これはツッコミたくなるけどグッとこらえます(笑)。

 

最後に

今回は、映画『名探偵コナン 銀翼の奇術師』の感想でした。見どころがないわけではないですし、退屈する作品でもないのですが、いまいちストーリーの焦点が定まらず、満足度は低めな作品でした。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました!!
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