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映画『キング・コング』感想 ピーター・ジャクソンのセンス溢れるリメイク版

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どうも、たきじです。

 

今回は映画『キング・コング』の感想です。

 

ロード・オブ・ザ・リング』三部作の監督を終えたピーター・ジャクソンが次に監督したのが本作。1933年の『キング・コング』のリメイク作品で、1976年のジョン・ギラーミン監督版『キングコング』に続く2度目のリメイクとなります。

 

私はオリジナル版もギラーミン版も未見ですので、本作単体での感想になります。

 

作品情報

タイトル:キング・コング

原題  :King Kong

製作年 :2005年

製作国 :アメリカ、ニュージーランド

監督  :ピーター・ジャクソン

出演  :ナオミ・ワッツ

     ジャック・ブラック

     エイドリアン・ブロディ

     コリン・ハンクス

     ジェイミー・ベル

     アンディ・サーキス

 上映時間:187分

 

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感想(ネタバレあり)

ロード・オブ・ザ・リング』三部作という超ビッグプロジェクトをまとめ上げ、原作の熱狂的ファンから原作未読の映画ファンに至るまで、万人を満足させたピーター・ジャクソン。本作は、そんな彼の次作ということで、当時かなり注目を集めたと記憶しています。

 

当時、ピーター・ジャクソンに大金を渡しておけば、いい作品を撮ってくれるだろう、みたいな安心感を持っていたのは私だけでしょうか?

 

娯楽映画を撮るセンスだけで言えば、スピルバーグを継ぐ男じゃないかという期待もありました。スピルバーグとは対照的に随分と寡作な監督になってしまったのは残念ですが、本作では十分過ぎるほどにそのセンスを発揮しています。


オリジナル版は未見の私にとって、キングコングでイメージするのは、コングがエンパイア・ステート・ビルに登るシーンくらいでした。そのため、恐竜やら未知の生物がわんさか出てくるストーリーには少々驚きましたが、そもそもオリジナル版も髑髏島がメインなのですね。


髑髏島パートは、いかにもピーター・ジャクソンらしいビジュアルが満載です。原住民達の凝りに凝ったメイクや、遺跡のデザインは『ロード・オブ・ザ・リング』を想起させます。

 

また、アカデミー賞で視覚効果賞を受賞していることからも分かるように、当時の最先端技術を駆使した視覚効果は本作の見どころ。コング対恐竜3頭の対決のシーンなんて、公開当時は見たことの無い映像表現で、まばたきする間も惜しいほどでした。


というかこのシーンのコング、かっこよすぎです。恐竜3頭をKOするわけですからね。彼は紛れもなく"キング"です。これはアンも惚れてしまいますわ。

 

片手にアンを握った状態で闘ってますが、あれだけ激しく闘ってたら、うっかり力が入って握りつぶしてしまいそう。なかなか器用なコングです(笑)


映画の多くは髑髏島を舞台に描かれますが、私としてはマンハッタンでコングが大暴れするシーンももっと見たかったです。20〜30年代くらいのアメリカの街の雰囲気、すごい好きなんですよね。いいじゃないですかレトロで美しくて。


コングは、アンを探して、女性を掴んでは捨てを繰り返していましたね。顔を見なくても匂いで感じろよと言いたくなります(笑)あ、でも猿は人と同じで嗅覚は鋭くないのか。「獣は嗅覚が鋭い」みたいなステレオタイプな描き方をせずに、そこはリアルに描写したということでしょうか。


アンを見つけたコングが、アンと一緒に氷の上を滑るシーンはとても素敵なシーンになっています。これをやりたくて季節を冬に設定したんでしょうね。でもアンは、極寒の冬のニューヨークで、あんな薄着でエンパイア・ステート・ビルに登ったら凍え死にそう…。なんて野暮なツッコミですね。


本作で好感を持ったのはアンとコングの2人だけのシーンで余計な台詞を排除していること。人間と動物だけというシチュエーションになると、何かと人間の方に説明的な台詞をしゃべらせたくなるものですが、アンに余計な台詞はありません。だからこそ、クライマックスの伏線にもなっている"美しい"の台詞も際立ちます。


上で惚れてしまいますと書いたように、アンは自分を守ってくれるコングに好意を抱いています。コングもまたアンに好意を抱いており、本作は2人を、ある種の恋愛関係として描いています。


しかし私には、アンがコングに対して、母性を持って接しているようにも見えました。それは、人間に比べると知能の劣るコングに幼児性を感じるからかもしれません。ジェスチャーで"美しい"を表現したコングを目を潤ませて見つめるアンの様子は、母親の眼差しにも見えました。まあ、こんな風に感じるのは、最近私が育児をしているせいもあるかもしれませんが。


このような見方をすると、コングが余計に不憫に思えてきます。ようやく出会えた"母親"から引き離され、人間たちに見せ物にされ、執拗に攻撃され、"母親"の前で息絶えるのですから。アンに触れて、彼女をじっと見つめ、遂には力尽きてビルから落ちていくコングの姿に、泣いてしまいました。


それはそうと、本作の上映時間はなんとかならなかったのか…。やっぱり187分は長い!『ロード・オブ・ザ・リング』みたいに原作が超大作ならまだ分かりますが、100分の映画のリメイクですからね。もう少しまとめましょうよ。


こんなに長くなるなら、髑髏島の奇妙な虫みたいな奴との闘いとか、ジミーとヘイズのエピソードとかも、まるごとカットで良さそうなものですけどね。そういうのはディレクターズカットで思う存分やって下さい。

 

あ、この感想も長すぎか…

 

最後に

今回は映画『キング・コング』の感想でした。

 

公開当時は迫力ある映像に魅了されましたが、今回は親の目線でコングを見て泣かされてしまいました。やはり映画って、それを見るタイミングによって感じ方が変わるものだなと、改めて感じさせられました。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました!!

 

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