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映画『ジョーズ』解説&感想 スピルバーグ監督の"見せない演出"

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どうも、たきじです。

 

今回は1975年公開のアメリカ映画『ジョーズ』の解説&感想です。当時の世界興行収入記録を打ち立てた大ヒット作です。

 

 

作品情報

タイトル:ジョーズ

原題  :Jaws

製作年 :1975年

製作国 :アメリカ

監督  :スティーヴン・スピルバーグ

出演  :ロイ・シャイダー
     ロバート・ショウ
     リチャード・ドレイファス
     ロレイン・ゲイリー
     マーレイ・ハミルトン

 上映時間:124分

 

解説&感想(ネタバレあり)

本作はスティーヴン・スピルバーグが監督した映画としてはわずか2作目。それで史上最高のヒットを飛ばしたのですから、さすが世界最高のヒットメーカーですね。

 

スピルバーグ演出の大きな特徴の一つとして"見せない演出"があります。例えば、映画監督デビュー前に監督した1971年のTV映画『激突!』(日本では劇場公開)では、主人公を執拗に追いかけるトレーラーのドライバーの姿を一切見せないことで、その不気味さを煽っています。あるいは、1993年公開の『ジュラシック・パーク』では、Tレックスの姿をなかなか登場させず、それでいてTレックスが迫り来ることを感じさせる演出を畳みかけ、緊張感を盛り上げています。


見せないことで恐怖を煽るスピルバーグ演出。本作においては、それが特に多用されている印象があります。


映画冒頭、女性が襲われる場面では、獲物を狙うサメの視点によってスリルを高めています。女性が襲われ始めてからも、サメは画面に姿を見せず、女性の体が左右に激しく振り回されることでその襲撃の激しさを見せつけます。女性の遺体も網に絡まった手が映るのみ。死体安置所で、サメに喰われずに残っている体の部位が語られることで、その凄惨さが示されます。


2人目、3人目と犠牲者が出る際にも、被害者の血飛沫や、食いちぎられた足が沈んでいく描写で、恐怖を煽ります。また、海面に出た背ビレの動き、あるいはクイントが打ち込んだタルの動きでサメの接近を表現し、じわじわと緊張感を高めます。


こうした演出は、撮影に使われたサメの模型(アニマトロニクス)の不具合によって、サメを撮影できる期間が限られたことが一因になったと言います。例え元々意図した演出ではなかったとしても、ピンチをチャンスに変えて、よりよい演出を導き出したのはスピルバーグ監督の手腕でしょう。


また、この演出による効果は、観客の恐怖を煽ることにとどまりません。画面にしっかり映すとどうしても模型丸出しになってしまうサメの姿を、最小限に留められたことは、映像のクオリティを高めることにも成功しているでしょう。サメの姿全体をはっきりと映さないカメラワークや短いカット割も相まって、チープさを感じさせない仕上がりになっています。


それから、忘れてはならないのがジョン・ウィリアムズによるスリリングな音楽。テーマ曲は本作と切っても切り離せないものになっていますし、その他の音楽もバックグラウンドでしっかりと映画を盛り上げています。

 

最後に

今回は映画『ジョーズ』の解説&感想でした。シンプルなストーリーながら、スティーヴン・スピルバーグ監督の演出とジョン・ウィリアムズの音楽によって素晴らしい恐怖映画として仕上がった作品。その後、数多くのサメ映画は製作されているものの、本作に並ぶような評価を得た作品がないことを考えても、原点にして頂点と言える作品ですね。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました!!

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