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映画『ブラック・ウィドウ』解説&感想 MCU作品の中では平凡

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どうも、たきじです。

 

今回は2021年公開のアメリカ映画『ブラック・ウィドウ』の解説&感想です。MCU作品としては『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』に続く第24作にあたります。

 

 

↓ MCU前作の解説&感想はこちら

 

作品情報

タイトル:ブラック・ウィドウ

原題  :Black Widow

製作年 :2021年

製作国 :アメリカ

監督  :ケイト・ショートランド

出演  :スカーレット・ヨハンソン
     フローレンス・ピュー
     デヴィッド・ハーバー
     O・T・ファグベンル
     オルガ・キュリレンコ
     ウィリアム・ハート
     レイ・ウィンストン
     レイチェル・ワイズ

上映時間:133分

 

解説&感想(ネタバレあり)

※『アベンジャーズ/エンドゲーム』のネタバレがあります。

 

個人的にはMCU作品の中で最もイマイチな作品。2010年公開の『アイアンマン2』で初登場し、『アベンジャーズ』シリーズを始め数々の作品で活躍してきたナターシャ・ロマノフ(ブラック・ウィドウ)の11年越しの主演作品なのに、この出来は残念です。各作品で華麗なアクションを披露し、魅力たっぷりだったブラック・ウィドウですが、本作では平凡に見えてしまいました。

 

彼女の幼少時代からを描き、擬似家族とのドラマを掘り下げながら彼女の内面に迫る、というとそれっぽいですが、ドラマには深みがなく、彼女の内面も大して描けていないように見えます。少なくとも、『アベンジャーズ/エンドゲーム』ですでに命を落としたキャクターについて、わざわざ遡って描く価値を感じるものではありませんでした

 

編集もストレスです。"ネタバラシ"的な回想シーンが何度も細切れにカットバックされるのがすごくテンポを乱します。が、何より酷いのは、全体の状況が分かるカットが適切に入らず、空間把握がしにくいシーンがものすごく多いこと。

 

例えば、序盤でナターシャの運転する車がタスクマスターに襲撃されるシーンのアクション。戦う2人や横転した車、タスクマスターが狙うケースの位置関係が分かりづらくて、2人の攻防の状況が分かりづらいです。

 

アレクセイとメリーナが、落下するレッドルームから脱出するために飛行機に乗り込むシーンでは、2人が一体何に乗ったのか分かりづらいです。

 

ナターシャとタスクマスターが落下しながら戦うシーンでは、地上との距離感が分かりづらいので、割と上空で戦っているのかと思ったら突然地上に降り立つのに驚いてしまいます。

 

最後のシーンではレッドルームの墜落現場にロスたちが来るのを見てナターシャは他の皆と別れますが、ロスたちとの距離感がまったく示されないので、どれほどの緊急性があるのかよく分かりません。

 

挙げればきりがないですね。それなりのリソースを投入して製作されるMCU作品で、こんなに洗練されていない作品になることに驚いてしまいました。

 

本作で好意的な意味で最も印象深かったのは、タイトルバックでしょうか。ニルヴァーナの「Smells Like Teen Spirit」を大胆にアレンジしたカバー曲が使われていますが、オープニングのダークで感傷的なトーンにマッチしていました。あの有名かリフがないので歌が始まるまでこの曲だと気づきませんでしたが、気づいた瞬間には鳥肌が立ちましたね。

 

ただ、タイトルバックが良くても内容が伴わないので、思い返すと変に気取っただけのタイトルバックに思えてきますが(笑)。

 

最後に

今回は映画『ブラック・ウィドウ』の解説&感想でした。物語は平凡で編集はぎこちなく、ブラック・ウィドウの魅力を活かしきれていない作品でした。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました!!

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