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映画『007/ダイヤモンドは永遠に』解説&感想 ショーン・コネリーが再登板した第7作

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どうも、たきじです。

 

今回は1971年公開の英米合作映画『007/ダイヤモンドは永遠に』の解説&感想です。007シリーズとしては、前作『女王陛下の007』に続く第7作です。

 

 

↓ 前作の解説&感想はこちら

↓ その他のシリーズ作品の解説&感想はこちらから(各作品へのリンクあり)

 

作品情報

タイトル:007/ダイヤモンドは永遠に

原題  :Diamonds Are Forever

製作年 :1971年

製作国 :イギリス、アメリカ

監督  :ガイ・ハミルトン

出演  :ショーン・コネリー
     ジル・セント・ジョン
     チャールズ・グレイ
     ラナ・ウッド
     ジミー・ディーン
     ブルース・グローヴァー
     パター・スミス
     ブルース・キャボット
     ノーマン・バートン
     バーナード・リー
     デスモンド・リュウェリン
     ロイス・マクスウェル

 上映時間:120分

 

解説&感想(ネタバレあり)

本作は、シリーズの中でさほど評価の高い作品ではないようですが、個人的にはそこそこ好きな作品だったりします。


前作で2代目ジェームズ・ボンドに就任したジョージ・レーゼンビーは1作で降板し、本作では1作限定で復帰したショーン・コネリーがボンドを演じました。レーゼンビーにはレーゼンビーなりの良さがあったと思いますが、やはりショーン・コネリーは魅力が違います。その存在感、セクシーさは格別で華があります。


また、本作のメインの舞台となる都市はラスベガス。高層ホテル、カジノ、サーカスと、舞台設定もまた華やかです。さらには、タイトルにもある通り、キーアイテムとなるのは永遠の輝きを放つダイヤモンド。これがさらに映画を華やかにします。

 


ストーリー展開も悪くありません。


まず、ボンドはダイヤモンドの密輸事件を追います。運び屋のフランクスになりすましてティファニーに接触するシークエンスは見どころの一つ。


指紋を偽装したり、倒れたフランクスと咄嗟にIDをすり替えたりといったくだりは、スパイ映画らしい楽しさがあります。また、フランクスとのエレベーターでの格闘シーンが入ることで、適度な緩急が生まれています。


ストーリーが進むと、次第に大きな陰謀が見えてきて、やがて黒幕としてブロフェルドが現れます。個人的に、これには意外性がありました。


ブロフェルドは映画冒頭にも登場してはいますが、これはてっきり前作からの繋ぎとしての顔出し程度に思っていました。前作のラストで妻を殺されたボンドが復讐を果たし、ブロフェルドが死ぬことで、前作の物語が完結しますからね。


本作のラストで、ブロフェルドは死を迎えたように見えますが、死の瞬間は描かれていません。それに、あのブロフェルドは影武者の可能性もあります。死を明確にしなかったのは今後もブロフェルドの登場の可能性を残すためでしょう。まあ、権利関係の大人の事情で、本作の後、ブロフェルドは映画に出せなくなってしまったわけですけど…。

 


本作でブロフェルドを演じたのはチャールズ・グレイ。第5作の『007は二度死ぬ』では、ボンドの協力者のヘンダーソンを演じていたのに、悪役としてまさかの再出演です。まあ、ブロフェルドはヘンダーソンの顔に寄せて整形したと理解しておきましょう(笑)。


整形手術によってそっくりな顔がたくさんいるというのは、やや現実離れしてはいますが、その辺りの多少のSF要素さえ受け入れれば、本作は比較的現実路線と言えるのではないでしょうか?『ゴールドフィンガー』とか『二度死ぬ』のような荒唐無稽な演出は控えられている印象です。


一方で、月面車によるカーチェイスのシーンで敵の追手がひたすら自滅する様子や、ブロフェルドの女装などは、ネタに走っている感がありましたけど(笑)。


最後に、ゲイの2人組の殺し屋の存在もなかなか効いていましたね。登場シーンから、残忍かつ手際よく標的を殺害する様子と、一癖も二癖もあるキャラクター像が描写され、強く印象づけられていました。


ボンドは二度も気絶させられ、彼らに殺されかけます。ボンドが火葬されかけた時には、もう終わったかと思いましたが、ボンド相手には詰めの甘い2人でした(笑)。


敵の陰謀を阻止して、大団円かと思ったところでもう一山というのは007シリーズでもよく見られるパターンですが、本作でも最後に2人が登場します。最後はボンドがしっかり撃退。酒についての深い知識と、割れた香水の伏線も相まって、実に気持ちの良いラストでした。

 

最後に

今回は映画『007/ダイヤモンドは永遠に』の解説&感想でした。ボンド役に復帰したショーン・コネリーを始めとして、舞台設定やキーアイテムなど、シリーズにおいて非常に華やかな作品。ストーリーも見どころ十分で、シリーズ初期の作品の中では個人的にそこそこ好きな作品です。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました!!

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