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映画『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』感想 ちょっと薄っぺらいけど、ただ楽しめばいい

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どうも、たきじです。

 

今回は映画『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』の感想です。スター・ウォーズ・シリーズとしては、1977〜83年に公開されたエピソード4〜6の三部作、1999〜2005年に公開されたエピソード1〜3の三部作に続く、第3の三部作の第三作で、エピソード9に当たります。

 

↓ 過去作はこちら

 

作品情報

タイトル:スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け

原題  :Star Wars: The Rise Of Skywalker

製作年 :2019年

製作国 :アメリカ

監督  :ライアン・ジョンソン

出演  :キャリー・フィッシャー

     マーク・ハミル

     アダム・ドライバー

     デイジー・リドリー

     ジョン・ボイエガ

     オスカー・アイザック

  上映時間:142分

 

感想(ネタバレあり)

まさかの復活

冒頭、お馴染みのオープニングクロールが始まり、最初の文章が「死者の口が開いた!」。"死者"とは皇帝パルパティーン(イアン・マクダーミド)。旧シリーズ(エピソード1〜6)通してのラスボス的存在です。6で倒したはずの彼が復活するという始まりは、予備知識なしで見た私には驚きでした。


映画とかゲームとかのシリーズもので、死んだはずのキャラクターが続編で復活するとか、実は生きていたとかいうのは、敵味方問わずままあります。こういうのは過去作の見方を変えてしまうので、個人的には嫌いです。


エピソード6のラストはパルパティーンを倒してめでたしめでたしでしたが、それが本作を見た後には、「また復活するんだよなー」となってしまいます。エピソード6の時点では、後にパルパティーンが復活するなどということは考えられていないわけですから、当時の製作者の意図とは違う形に見方を変えてしまいます。これは極端に言うと、過去の作品の破壊です。

 

至ってシンプルなストーリー

さて、本作のストーリーは至ってシンプル。パルパティーン復活の情報を得たレイ(デイジー・リドリー)達の最終目的は、彼のいる未知の領域のエクセゴルに行き、彼を打倒すること。そのために、まずは手がかりを求めてパサーナへ。そこで手に入れたナイフにシスの言葉で刻まれた文章の意味を理解するために今度はキジーミへ。という具体に、目的地にたどり着いたら次の手がかりが明らかになり次の目的地を目指すという繰り返し。分かりやすくてゲームのRPG的な楽しさがありますが、悪く言えば一本調子です。


要所要所に印象的なシーンがあるので退屈はしません。パサーナにおいては、懐かしのランド・カルリジアンの登場シーンとか、戦闘機で突撃してくるカイロ・レン(アダム・ドライバー)と、それをライトセイバーで迎え撃つレイの対決シーンとか。キジーミにおいては、C-3POが記憶が消去される前に友の姿を目に焼き付けるシーンとか、ぐっとくるシーンもありました。

 

安直な設定と描き込みの不足

やがて、レイはパルパティーンの孫だったという衝撃的な事実が明らかになります。前作では、レイは何者でもないということが一応示されたので、これは血筋の物語の否定にも取れましたが、やはり彼女もまた、血筋を引いた女性だったということです。前作で、レイが大した修行もせずにフォースを使いこなすようになったことは、ツッコミどころのように思えましたが、その理由が説明された感じです。ただ、この設定は少し安直にも思えました。


ダークサイドに堕ちることを恐れるレイを霊体のルーク(マーク・ハミル)が導き、レイが再び立ち上がるとこらからストーリーはクライマックスに向けて動き出します。ここでカイロ・レンは幻のハン・ソロ(ハリソン・フォード)に説得されて改心します。


カイロ・レンは本三部作のストーリーを動かすキーマンだったわけで、彼が抱える心の迷いは、ドラマの中心になるべきところ。前作でもそうでしたが、本作でもこの辺りの描き込みが不十分で、彼が改心に至る説得力は感じませんでした。あれで改心できるなら、他にもっとタイミングがあったように思ってしまいます。

 

ちょっと漫画っぽい?クライマックス

クライマックスの見どころは、レイ&カイロ・レンとパルパティーンの闘い、そして上空でのレジスタンスの艦隊とファイナル・オーダーの艦隊の闘い。


パルパティーンはレイとカイロ・レンのエネルギーを吸い取って完全復活する訳ですけど、これはなんか漫画っぽい…。しかも完全復活したらなんかちょっといい感じの服になるし(笑)


レジスタンスの艦隊が次々に撃墜される中でランドが大勢の援軍を連れてくるシーンは熱いシーンですけど、これも言ってしまえば少年ジャンプ的な熱さです(笑)。ランドはミレニアム・ファルコンで躍動していて見せ場も多いですね。「こいつほどには速くないだろ」とか言ってポー(オスカー・アイザック)より先にフィン達を助けに向かうところとか、惚れてしまいます。


一方のレイは、ルークとレイアのライトセイバーの二刀流でパルパティーンを倒します。この時レイを励ますたくさんの声が聞こえます。多分過去のジェダイの声なんでしょうけど、マニアではない私には声を聞いても誰なのか判別不能ですので、霊体で出てきてくれた方がありがたかったな。


最後には力尽きたレイをカイロ・レンが蘇生させ、カイロ・レンは息絶えます。前作に続いて、フォースってこんこともできたの?と感じてしまう能力です。まあ別にいいんですが、でもキスは要らなくない?


こうして、スカイウォーカーの血筋は途絶えるわけですけど、ラストシーンでは、レイがスカイウォーカーを名乗り意志を継ぐことになります。今回の三部作は、旧シリーズを通してこれまで描いてきたスカイウォーカーの物語の終焉と継承の三部作ということになるでしょうか。

 

ただ楽しめばいい

全体的に、ドラマとしては薄っぺらい印象はありましたが、私はスター・ウォーズに特別な思い入れはないので、ツッコミどころとかも含めてる楽しんで観ていました。まあ、私の場合、もともとスター・ウォーズにドラマ性の深さを期待していないのでしょう。


だってエピソード6において、ダース・ベイダー(アナキン)がダークサイドを脱するのもかなり唐突で、そこにドラマ性なんて無かったと思うんですよ。エピソード6を初めて観たのは中学生の頃だったと思いますが、子供ながらに"ダース・ベイダーが改心する"という結末がすごく安直に感じられたのを覚えています。それでも映画自体は楽しく観られました。


エンタメとして、ただ楽しめばいいんですよ、スター・ウォーズは。私にとってはそんな感じです(笑)

 

最後に

今回は映画『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』の感想でした。シリーズの中であまり評判の芳しくない作品で、その理由もよくわかりますが、私自身は楽しく観られました。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました!!
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