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うどん屋『おにやんま 中目黒店』 安くて美味しい讃岐うどん

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今回は、中目黒駅から徒歩1分ほどのところにあるうどん屋「おにやんま」さんを訪問しました。

 

 

店舗情報

 

レビュー

「おにやんま」さんは、2010年にオープンした五反田本店を皮切りに、現在では都内に数店舗を展開しています。うどんの系統としては讃岐うどんになります。五反田本店は立ち食いですが、こちらの店舗では座席があります。

 

平日の18時過ぎに訪れると先客は5名でした。


まずは店前にある券売機で食券を購入します(現金のみ使用可)。たぶんどの店舗でもそうなんですが、この券売機のメニューの並び、すごく分かりづらいんですよね。


うどんの種類としては3種類。温かいかけうどん("かけつゆ"にうどんが浸かった最もベーシックなうどん)、冷たいぶっかけうどん("かけつゆ"より濃い"つけつゆ"をぶっかけたうどん)、おろし醤油うどん(つゆはなく醤油をかけて食べるうどん)。これに、とり天、ちくわ天、肉などのトッピングが付いたり、麺の量が並盛と大盛があったり。


この「うどんの種類×トッピング×麺の量」の組み合わせ分のメニューが、一つずつ別々のボタンに分かれているのです。食べるメニューを決めていても、探すのに手間取ってしまいます。


「おにやんま」さんは食券を購入した時点でオーダーが通るシステムですから、このようにメニューが明確に分かれていた方が店側として都合がいいのでしょう。この合理化によって、この価格が実現しているのだとしたら、客はこれくらい我慢すべきですね。


今回いただくのは、冷とり天ぶっかけ大盛(¥570)です。


食券を購入して店内に入ったら、決まった手順があるようです(紙に書かかれています)。まず、入ってすぐのところにトレーが置かれているので、そこに食券を置きます。隣に水のサーバーがあるので、必要な方は自分で注ぎます。そうこうしているうちに、注文したうどんがトレーに置かれます(速い!)。あとは空いている席に座って食べるだけです。


座席は、厨房に沿ってカウンターが4席。奥に8席テーブルが1卓。テーブルといっても、中央で透明のパーティションがあり、相席前提でカウンター席っぽく使われています。実質、カウンターのみの12席という感じですね。


テーブル下には、向かいの人と共有する形で荷物を入れる棚があります。厨房前のカウンターの方には棚がありませんが、代わりに荷物を入れるカゴがあります。が、座席4席に対してカゴは2つしかありませんでした。そもそも店内はかなり狭いので、身軽な状態で行くことをおすすめします


とり天ぶっかけはうどんの上にとり天3個ネギが乗ったシンプルなもの。卓上の生姜を投入して、早速いただきます(卓上には、他に、七味、天かす、醤油があります)。

 

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冷とり天ぶっかけうどん(大盛)

 

 

お米は炊きたてが一番美味しく、餅はつきたてが一番美味しいのと同じように、うどんは茹でたてが一番美味しいのです。うどんは茹で上がった後、どんどん味が落ちていきますので、茹で置きすると麺が死んでしまいます。


この提供の速さを実現するには、ある程度は見込みで茹でることになるでしょうから、"見込み"が外れると、少し時間が経った麺になる可能性がありそうです。五反田店には何度か伺っていますが、少し味にバラツキを感じるのはそのせいかもしれません。


うどんの麺は茹で上がった後に水で締めます。これによって、麺は少し硬くなります。この状態で時間が経つと、麺がどんどん均質化していき、平凡な食感になっていきます(冷凍うどんはこの状態に近い)。

 

では、平凡ではない食感とは何か?それは、茹でたての生きた麺を食べると分かります。程よい硬さがありつつ口当たりに柔らかさがあり、適度な弾力があるのです。今回いただいたうどんはまさにこれ。明らかに茹でたての美味しさ。うどんの麺において、いかに食感が大事かを再認識させられます。


そして、とり天は安定した美味しさ。毎度外れなしです。カラッとサクサクの衣に、ジューシーな鶏モモ。これはおすすめです。


卓上の天かすは市販の天かすではなく、お店で揚げた天かすなのでこちらも美味しいです。とり天の衣だけでは飽き足らず、追加投入してしまいました。


つゆは、ほんのりイリコの香る優しい出汁。こちらは無難に美味しいです。ぶっかけうどんなので、濃いめつゆをぶっかけた形ですが、麺についた水分である程度薄まるので、飲めてしまいます。


最後まで残らず美味しくいただきました。


これで¥570というお値段は抜群のコスパ。本場の讃岐うどんのお値段に比べたらもちろん高いですが、この立地でこの価格を実現するのはすごいことだと思います。


結構混んでいることが多いイメージですが、空いていたらまた立ち寄りたいと思います。