どうも、たきじです。
今回は2000年公開のアメリカ映画『M:I-2』の感想です。大ヒットスパイアクション『ミッション:インポッシブル』シリーズの第2作です。
↓ 前作の解説&感想はこちら
作品情報
タイトル:M:I-2
原題 :Mission: Impossible 2
製作年 :2000年
製作国 :アメリカ
監督 :ジョン・ウー
出演 :トム・クルーズ
ダグレイ・スコット
タンディ・ニュートン
ヴィング・レイムス
リチャード・ロクスバーグ
ジョン・ポルソン
ブレンダン・グリーソン
上映時間:123分
感想(ネタバレあり)
本シリーズは5作目までは毎回監督が異なるので、シリーズでありながら作品ごとに随分と作風が異なります。中でも本作は、ジョン・ウー監督らしい演出が満載で、かなりエッジの効いた作品になっています。
ドラマ性やリアリズムなど二の次。"見せるアクション"と"かっこいいトム・クルーズ"があればいいのだと割り切っているかのように見えます。
なるほど、それならと、こちらもツッコミを入れながら、割り切って楽しませてもらいました。
以下、雑多なツッコミレビューにつき、ご容赦ください。
プレタイトル・シークエンスでは、ロッククライミングに興じるイーサン。後のストーリーに全く関係のないシーンです。トム・クルーズのフィジカルを見せたかっただけですね(笑)。
今回の指令はサングラス型のデバイスから。前作ではカセットテープだったのに、たった4年でえらい進歩。そして、お約束のメッセージ自動消滅。燃え上がるサングラスを画面に向けて投げるイーサン。うーん、かっこいい!いや、かっこつけ過ぎて少し鼻につくかも(笑)。そして、ここで早速スローモーション!ジョン・ウー作品のお約束!
そしてタイトルバック。テーマ曲はメタル調にアレンジされています。でも劇中はあまり使われず。もったいない!
続いてイーサンがナイアに接触するシークエンス。互いに離れて意識し合う2人のショット。カットバックで挿入されるのはフラメンコのダンサーのショット。ここでもスローモーション。テンポ遅い!
後のシーンでは2人でカーチェイス。車2台が一緒にスピンしながら、ここでもスローモーション!さすがにこれは意味不明。そしてなぜかキス(笑)。緊張感のないダラダラしたシーンが続きます。そして2人はベッドイン。ん、これは007のノリでは?
ナイアの協力を取り付けたイーサン。敵のアンブローズの元カノであるナイアをアンブローズの元に潜入させたい。ナイアを逮捕すれば、未練たらたらのアンブローズはナイアの身柄を請け出すはず!って都合よすぎでしょ(笑)。
アクションシーンでは、2丁拳銃で闘うイーサン。これまたジョン・ウー作品のお約束。監督が変わればイーサンの闘い方も変わるのです。
スローモーションはアクションシーンでも多様。さすがにしつこくて、終盤はうんざりしてしまいました。
そして、ジョン・ウーと言えば何といっても鳩。何の脈絡もなくイーサンのいく先に現れる鳩の群れ。無理矢理登場させた感がありましたが、その後も鳩、鳩、鳩!
爆発で燃え上がる炎を背景に、スローモーションでイーサンが登場するシーン。イーサン登場の前に羽ばたく鳩!
イーサンが敵から身を隠して、ドキドキ。そこにも鳩!
もう笑ってしまいました。
バイクチェイスはそれなりに興奮のアクションを見せてくれます。でも、バイクで敵と向き合って走り、そこからジャンプ!には苦笑。
格闘シーンでも無駄な動きの多い"見せるアクション"。前方宙返りして蹴りを入れたり(笑)。
クライマックスのアンブローズとの肉弾戦もしかり。ダラダラ続くプロレス技の応酬。時々挿入されるのは、岩場に打ち付ける波のショット。
最後には、砂に埋もれた銃蹴り上げて、その銃でアンブローズを仕留める。これまたカッコつけ過ぎて鼻につく(笑)。
アンブローズというキャラクターは、イーサン=トム・クルーズと一対一でやり合うには魅力不足かな。イーサンのフリしてナイアに接触するシーンなんて何とも情けないですし。
最後に
今回は映画『M:I-2』の感想でした。ジョン・ウー節全開で、シリーズでも異色の本作。割り切って楽しませてもらいましたが、やはり映画としての出来は微妙なところです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!!
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