どうも、たきじです。
今回は1990年公開のアメリカ映画『ホーム・アローン』の感想です。
作品情報
タイトル:ホーム・アローン
原題 :Home Alone
製作年 :1990年
製作国 :アメリカ
監督 :クリス・コロンバス
出演 :マコーレー・カルキン
ジョー・ペシ
ダニエル・スターン
ジョン・ハード
キャスリン・オハラ
ロバーツ・ブロッサム
上映時間:103分
感想(ネタバレあり)
繰り返しテレビ放送されている作品なので、子供の頃に何度も観て楽しんだ作品ですが、大人になって初めて鑑賞しました。
本作の一番の楽しさは、8歳のケビン(マコーレー・カルキン)が自宅に押し入った二人組の泥棒を、家中に張り巡らせた仕掛けによって撃退するところ。子供の頃はゲラゲラ笑って観てました。
大人になって観ると、ゲラゲラ笑いながらというよりは、どちらかと言えばファミリー映画としての完成度の高さに感心しながら観てしまいました。
子供目線での家族との関係を根底に置いたストーリー、ケビンと家族の関係を簡潔に描写したスムーズな導入、ケビンだけが家に取り残される状況の自然な流れ——。こうした土台がしっかりしているからこそクライマックスが存分に楽しめるのでしょう。
息子と仲違いしている隣のおじいさんのキャラクターもとてもいい味付けになっています。ケビンと同様に家族との関係に悩むおじいさんへのシンパシーによって映画に深みが増している印象です。
ちょっと惜しいのは、ケビンの元へ急ぐお母さんのパートにもっと見どころがあればというところでしょうか。バンドと一緒に車でシカゴを目指すという展開はいいのですが、エピソードとしては物足りませんでした。
さて、今回本作を見返してハッとしたのは、ケビンが熱したドアノブを握ってしまったハリー(ジョー・ペシ)が、手のひらに"M"の形の火傷を負うシーン。手のひらに"M"と言えばフリッツ・ラング監督の映画『M』(1931年/ドイツ)の有名なモチーフ。これは同作へのオマージュでしょうね。まあ、こんなファミリー向けコメディ映画で、映画黎明期のサイコスリラーへのオマージュを入れる意味は分かりませんが(笑)。
最後に
今回は映画『ホーム・アローン』の感想でした。非常によくできたファミリー映画で、何度観ても楽しめる作品です。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!!
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