どうも、たきじです。
今回は1998年公開の映画『ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』の感想です。ガイ・リッチー監督のデビュー作です。
作品情報
タイトル:ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ
原題 :Lock, Stock and Two Smoking Barrels
製作年 :1998年
製作国 :イギリス、アメリカ
監督 :ガイ・リッチー
出演 : ニック・モラン
ジェイソン・ステイサム
ジェイソン・フレミング
デクスター・フレッチャー
スティング
スティーヴン・マッキントッシュ
ヴィニー・ジョーンズ
上映時間:107分
感想(ややネタバレあり)
ガラの悪いキャラクターが次々に登場し、それぞれのキャラクターが交錯し、いっぱい死ぬ。ガイ・リッチー監督の次作『スナッチ』とも共通する本作の特徴です。キャラクター数が多いのも共通しますが、キャラクター同士の関係性は『スナッチ』よりもすっきりしている分、本作の方が物語としてはシンプルな印象です。
本作のキャラクターは本当に魅力的ですね。主人公のエディを始めとする4人組もいいですが、何より彼らの周りのギャング達のキャラ立ちがすごいです。それぞれのキャラクター紹介的に描かれるヤバいエピソードはインパクト大。
ハリーは気に入らない人物を張形で殴打して殺害。ハリーの部下のバリーは相手を水責め。取り立て屋のクリスは日焼けマシーンの中の相手をマシーンの蓋で殴打。エディの隣人ドッグは相手をゴルフボールで拷問した末にナイフで殺害。ロリーはバーで揉めた相手を火だるまに。暴力的でで衝撃的なエピソードが満載です。
その他、マリファナを栽培している連中も一癖も二癖もあるキャラクター達です。ゲスト出演的に数シーンに登場するスティング(エディの父の役)もいい味出しています。
映画中盤で各キャラクター同士の関係性が明確になっていくと、その後のストーリー展開にワクワクさせられっぱなしです。お金と2丁のアンティーク銃が登場人物の間を巡り巡り、4人が知らないところで多くの人物が動き、彼らが行く先々で殺し合いが繰り広げられています。終盤の展開は圧巻で、目が離せません。
キャラクター描写、プロット、さらに加えて言えばユーモアたっぷりの台詞。総じて見事な脚本です。さらに、スタイリッシュな映像とBGMの選曲にも、ガイ・リッチー監督のセンスが光ります。
あまりに鮮烈すぎる監督デビュー作でした。
最後に
今回は映画『ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』の感想でした。今回20年ぶりくらいに鑑賞しましたが、やはり面白いですね。魅力的なキャラクターと緻密なストーリー展開が光る傑作でした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!!
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