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映画『スナッチ』感想 スタイリッシュな映像と魅力的なキャラクター

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どうも、たきじです。

 

今回は2000年公開の映画『スナッチ』の感想です。ガイ・リッチー監督作品としては、『ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』に続く長編映画第2作です。

 

 

作品情報

タイトル:スナッチ

原題  :Snatch

製作年 :2000年

製作国 :イギリス、アメリカ

監督  :ガイ・リッチー

出演  :ジェイソン・ステイサム

     スティーヴン・グレアム

     ブラッド・ピット

     ベニチオ・デル・トロ

     レニー・ジェームズ

     デニス・ファリーナ

     ヴィニー・ジョーンズ

     ラデ・シェルベッジア

     アラン・フォード

 上映時間:104分

 

感想(ややネタバレあり)

ガイ・リッチー監督の前作『ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』とかなり印象がかぶる本作。バイオレンス、ユーモア溢れる台詞を含む秀逸な脚本、それにちょっとマヌケなギャング達なんかは、クエンティン・タランティーノ監督の初期の作品、特に『パルプ・フィクション』なんかとも少なからず共通性を感じます。


タランティーノ作品が、B級趣味のオタク臭全開(もちろん狙って)なのに対し、本作や『ロック、ストック』は小綺麗にまとめられたスタイリッシュな作品という感じ。


公開から20年以上経った今では、全体として特筆するほどスタイリッシュな作品には感じませんが、それは本作を真似たものを含め、現在ではそういった映像作りが一般化したゆえのこと。当時は、かっこいい映像にほれぼれしながら見てましたよ。


防犯カメラの映像を繋いでいくオープニングシークエンスなんかは今でも目を引くものですし、キャラクター紹介の入るタイトルバックもかっこいいですよね。


脚本もよくできています。八百長の裏ボクシングを軸として、ダイヤを巡るドタバタをうまく絡めてストーリーを展開しています。


登場するキャラクターがやたらと多いので、物語についていくために、序盤は食らいつくように見てしまいます(キャラクターが減るほど物語はスリムになっていくので、誰か死ぬたびに少し安心感があります笑)。徐々に映画の中での各人物の立ち位置が定まってくるに連れて、どんどん引き込まれていきます。中盤で三者の車が交錯するシーンように、それぞれが不意に絡み合うのも群像劇の面白いところですね。


キャラクターもそれぞれ魅力的。


気に食わない相手を容赦なく殺して豚の餌にするギャングのブリックトップ、"弾丸をくぐる男"と呼ばれるロシア人の武器商人ボリス、ニューヨークからはるばるロンドンに乗り込んでくるマフィアのアビー。作品に一人で十分なくらいの怖いボスキャラ的な人物が3人も登場します。


後半になって登場するトニーは凄腕の賞金稼ぎ。6発の弾丸を受けても生き延びたという伝説的なエピソードもさることながら、パブでチンピラ3人組の襲撃を語りだけで撃退する凄みよ!


パイキーのボクサーのミッキーはブラッド・ピットが魅力たっぷりに演じています。キーマンとは言え、群像劇のキャラクターの一人に過ぎませんが、ポスターではしっかりセンターを張っています(笑)。狂言回しとして物語の一応の中心となるのはジェイソン・ステイサム演じるターキッシュですけどね。


そう言えば、本作は主要キャラクターに女性がいませんね。男達を振り回す女性の役回りは、あの犬が担っているということかな。

 

最後に

今回は映画『スナッチ』の感想でした。スタイリッシュな映像と魅力的なキャラクターが楽しい群像劇。公開当時に劇場で鑑賞して以来の鑑賞でしたが、相変わらず面白い映画でした。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました!!

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