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映画『ファンタスティック・フォー 超能力ユニット』解説&感想 少し残念な2005年の実写化作品

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どうも、たきじです。

 

今回は2005年公開のアメリカ映画『ファンタスティック・フォー 超能力ユニット』の解説&感想です。これまでにシリーズとして3度映画化されている人気コミック『ファンタスティック・フォー』の最初の映画化作品です。

 

 

作品情報

タイトル:ファンタスティック・フォー 超能力ユニット

原題  :Fantastic Four

製作年 :2005年

製作国 :アメリカ、ドイツ

監督  :ティム・ストーリー

出演  :ヨアン・グリフィズ
     ジェシカ・アルバ
     クリス・エヴァンス
     マイケル・チクリス
     ジュリアン・マクマホン

上映時間:110分

 

解説&感想(ネタバレあり)

浅いキャラクター描写

映画『ファンタスティック・フォー[超能力ユニット]』は、マーベル原作の人気コミックを原作にした実写映画です。しかし、正直なところ、“量産型ヒーロー映画”という印象を拭えません。退屈とまでは言いませんが、全体としては平凡と言わざるを得ません。

 

例えばキャラクター描写ひとつとっても、キャラクターの深掘りや、成長の描写は明らかに不足しています。

 

ベン(ザ・シング)については、肉体が岩のように変異してしまうことへの葛藤の描写にある程度時間が割かれてはいますが、他のメンバー──リード(ミスター・ファンタスティック)やスー(インビジブル・ウーマン)、ジョニー(ヒューマン・トーチ)──に至っては、内面や成長に触れる描写がほとんどありません。

 

リードとスーの関係は、「すれ違っていた2人が危機を乗り越えてよりを戻す」という予定調和。感情の起伏は乏しく、ドラマらしいドラマもなく、じれったいシーンが続きます。

 

ジョニーについては、後にMCUでキャプテン・アメリカを演じるクリス・エヴァンスが軽快に演じています。しかし、その奔放なキャラクターが成長していく描写は見られません。彼のキャラクター描写のために、スノーボードやモトクロスなど、無駄に大掛かりな独立したシーンが描かれるのも、なんかピントがずれているように感じてしまいます。

 

至るところにみられる雑さ

本作は、ストーリー展開や演出が雑に感じられるシーンも少なくありません。

 

例えば、ベンの女性関係の描写。体が変異したベンは不安を抱えたまま恋人に会いに行きますが、恋人は彼を一目見ただけで迷いなく逃げていきます。そして、なぜかブルックリン・ブリッジでの騒動の現場に突然現れて、指輪置いて去っていくのです。さらには、ベンの前に唐突に登場する盲目女性。きっかけも何も無く、すぐに2人は距離を詰めていきます。

 

この辺りの流れは、感情のやりとりがないまま、ただただストーリーだけが走っていく印象です。ついでに言えば、上記の流れは、まるで「見た目の悪い男には、目が見えない女がちょうどいい」とでも言いたいのかと感じられてしまいます。

 

また、ブルックリン・ブリッジで、スーが透明になって服を脱ぎ、警官の間をすり抜けようとするシーン。透明になったスーとともに、結局他のみんなも普通に警官の後ろをすり抜けていて、能力を使った意味がまったくありません(笑)。お色気シーンやりたいだけの雑なシーンです。

 

唯一良かったシーンは…

そんな中で、唯一良かったシーンが、彼らが宇宙から地球に帰還した直後のシーンです。ベッドに横たわるベンの視点で、彼を見舞うジョニーの姿が映し出されます。ベンの姿がひどい状態であることを示唆するジョニー。

 

ベンがザ・シングの姿になったかと観客をミスリードして、実はそうではないというオチ。「名医もその顔だけは直せなかった」と、ベンの素顔を揶揄うジョニーと、怒って鏡を投げつけるベン。

 

観客の期待の裏をかくユーモアと、2人の性格を簡潔に描写したスマートな演出でした。

 

魅力不足のヴィランと凡庸なアクション

本作におけるヴィラン、ドクター・ドゥームは、原作では非常に人気のあるヴィラン(2026年公開の『 アベンジャーズ/ドゥームズデイ』では、アイアンマンのロバート・ダウニー・Jr.が演じることでも話題)。しかし、本作ではその魅力が十分に現れていません。能力的な魅力は少なく、ヴィランとしての脅威もあまり感じられません。

 

クライマックスも盛り上がりが欠けます。アクションシーン自体はそれなりに派手ではあるものの、ここという名シーンはなく、記憶に残りません。4人が集結するシーンは盛り上がるところなんでしょうが、アメリカ人と違って、作品に思い入れがないですからね。

 

本作の前年に公開されたピクサーの傑作アニメ『Mr.インクレディブル』は『ファンタスティック・フォー』が元ネタの一つとみられますが、同作の方が、ストーリーも演出も圧倒的に上なのは皮肉な事実です。

 

それでも目を引くジェシカ・アルバ

本作は、作品自体の評価は平凡ですが、ジェシカ・アルバの存在感は確実に映画の魅力になっていました。上述の通り、脚本や演出面でスーのキャラクターの魅力は引き出しきれていないものの、画面の華は抜群。まあ、そう感じるのは私の個人的な好みもあるのですが、当時、ジェシカ・アルバは若手女優として勢いがあったのも確かです。

 

作品の評価が芳しくない割に本作がそこそこ興行的にヒットしたのは、原作の人気に加えて、ジェシカ・アルバの人気も少なからず影響したのではないでしょうか。

 

最後に

今回は映画『ファンタスティック・フォー 超能力ユニット』の解説&感想でした。人気コミックの待望の実写映画化作品ながら、脚本や演出の弱さが目立ち、少し残念な作品でした。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました!!

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