どうも、たきじです。
2023年3月16日、東京ドームで行われた2023 World Baseball Classic準々決勝(日本vsイタリア)を見てきました!
今回の試合について
ワールド・ベースボール・クラシック(World Baseball Classic / WBC)は、2006年から始まった野球の世界大会で、今回で第5回となります。野球の世界大会としてはWBSCプレミア12もありますし、過去にはオリンピックもありましたが、メジャーリーガーが出場するのはWBCのみ。そういう意味で、真の野球世界一を決める大会と言えるでしょう。
今回は観戦したのは準々決勝。4つのPOOLでそれぞれ5チーム総当たり戦が行われる1次ラウンドで、日本はPOOL B4戦全勝で1位通過しました。相手となるのは、全チームが2勝2敗で並んだ激戦のPOOL Aを2位で勝ち上がったイタリアです。
ここからはトーナメント戦で、負けたら終わりの1発勝負。勝ち上がったチームが3月20日(日本時間21日)にアメリカで行われる準決勝に進出します。
試合前
試合開始の2時間30分前の16時半に開場。入場を待つ行列ができていたので入れたのは17時前でした。
座席は3塁側内野席です。
残念ながら日本の練習はもう終わってしまい、イタリアが練習中でした。
バッティングケージの後ろで打撃練習を見守るのはイタリアのマイク・ピアッツァ監督。野茂英雄氏がメジャーリーグで活躍した時にキャッチャーをやっていたので日本でも有名です。
外野のフェンスを使ってウォーミング・アップ。
大谷選手の出ているCMが流れました。「二刀流が無理だと思ったことは一度もない」ってやつです。
この後のセレモニーの出演者が間近で見守ります。
ライトスタンドでは応援歌のメドレーで盛り上がります。

スタメンは以下の通り。1次ラウンドからの変化としては、不振の村上宗隆選手(東京ヤクルトスワローズ)が4番から5番に下がったこと。変わって4番を打つのが吉田正尚選手(ボストン・レッドソックス)です。
栗山監督とピアッツァ監督がメンバー表交換。
後攻の日本が守備につきます。まずは”投手”大谷が登場です。
センターには一次ラウンド大活躍のラーズ・ヌートバー選手(セントルイス・カージナルス)。
レフトには、こちらも大活躍の吉田選手。
試合
いよいよ試合開始。
大谷選手のピッチング!デビッド・フレッチャー選手の弟、ドミニク・フレッチャー選手にヒットを許したものの、後続を打ち取りました。
1回裏の日本の攻撃。
1番のヌードバー選手。この日も先頭打者でヒットを放ちました。
2番は1次ラウンドで活躍した近藤健介選手(福岡ソフトバンクホークス)。第1打席はフォアボールで出塁しました。
そして3番。今度は"打者"大谷。チャンスでの登場でしたが第1打席はショートライナーでした。
4番に入った吉田選手はファールフライ。
5番の村上選手は三振。ノーアウト1,2塁のチャンスをクリーンアップが生かせませんでした。
試合が動いたのは3回裏。
近藤選手がフォアボールで塁に出た後、大谷選手がまさかのセーフティーバント!送球が逸れる間に近藤選手が3塁に進みランナー1,3塁。吉田選手の内野ゴロの間に近藤選手が帰り、日本が1点先制です!
2塁に進んだ大谷選手。
村上選手がフォアボールでランナー1,2塁。ここで6番の岡本和真選手(読売ジャイアンツ)が3ランホームラン!これでスコアは4-0。
5回表には大谷選手がピンチ。2つのデッドボールと1本のヒットで2アウト満塁。
その後、ドミニク・フレッチャー選手に2点タイムリーヒットを許し4-2。大谷選手は4回2/3を投げ2失点で降板です。
ピッチャーを引き継ぐのは伊藤大海投手(北海道日本ハムファイターズ)。その間に大谷選手はベンチで打撃に備えます。こういうのを目の当たりにすると、改めて二刀流の大変さを感じます。
伊藤投手が無失点で切り抜け5回裏。先頭は大谷選手。内野手が一塁側に集まった大谷シフト。これでは3塁側にバントしたくなる気持ちも分かりますね。
この打席はフォアボールで塁に出ます。
吉田選手がデッドボールで出て1,2塁。ここで不振の村上選手がタイムリーツーベース!村上選手にとって今大会初のタイムリーヒットに観客は大喜びです。これでスコアは5-2、ランナーは2,3塁。
ここで先ほど3ランホームランを放った岡本選手が2点タイムリーツーベース!これでスコアは7-2。
後続は倒れてチェンジ。大活躍の岡本選手をベンチが迎えます。
6回表には今永昇太投手(横浜DeNAベイスターズ)がマウンドへ。一次ラウンドの韓国戦ではダルビッシュ投手の後の第二先発で好投を見せました。
この日も打者3人をピシャリと打ち取りました。
7回表にはダルビッシュ投手が登場し、観客が湧き立ちます。打者3人を打ち取ります。
7回裏には吉田選手がソロホームラン!スコアは8-2。
続く村上選手が2塁打を放ちます。この後、源田壮亮選手(埼玉西武ライオンズ)のタイムリーヒットで9-2となります。
8回表には牧原大成選手(福岡ソフトバンクホークス)がレフトに入ります。鈴木誠也選手(シカゴ・カブス)が怪我で代表を辞退したことから追加招集された選手です。
そして2塁には山田哲人選手(東京ヤクルトスワローズ)が入ります。
ダルビッシュ投手はドミニク・フレッチャー選手にソロホームランを許しましたが、この回を投げきり2回1失点で降板。スコアは9-3。
ドミニク・フレッチャー選手はお兄さんのデビッドとは違ってマイナーリーグ所属の選手ですが、この日は大谷選手とダルビッシュ投手相手に3安打3打点の活躍でした。
9回には読売ジャイアンツの守護神・大勢選手がマウンドへ。2安打を許すも、無失点に抑えてゲームセット!
選手達が整列して観客に挨拶します。
1次ラウンドPOOL BのMVPに選ばれた大谷選手が表彰されています。
本日のスコア。ヒット数は同じですが、6点差をつけての勝利でした。
栗山監督が出てきてインタビューが行われます。
同じタイミングで大谷選手がイタリアベンチに挨拶していました。ピアッツァ監督やデビッド・フレッチャー選手との写真撮影が始まったことからカメラマンがこちらに集結してしまい、インタビューが中断するというハプニング(笑)
右の方の人だかりが大谷選手。左端がインタビュー台です。
ヒーローインタビューはもちろん岡本選手。「最高です!」しか話さず終わるという前代未聞のインタビューでした(笑)
感想
今回のWBCの日本代表は史上最強のメンバーとも言われていますね。メジャーリーグで大活躍中の大谷選手とダルビッシュ投手を始め、4人のメジャーリーガーが出場。日本球界からも投手タイトルを総なめにした山本由伸投手(オリックスバファローズ)、20歳で完全試合をやってのけた佐々木朗希投手(千葉ロッテマリーンズ)、22歳にして三冠王に輝き、日本人としてシーズン最多本塁打記録を樹立した村上選手と粒揃いです。史上最強かどうかは別として、ベストメンバーに近いスター揃いのチームであることは誰もが認めるところでしょう。
今回は、大谷選手が二刀流で出場し、ダルビッシュ投手も登場するなど、大変貴重な試合を見ることができました。吉田選手のホームランもあり、村上選手の復活の兆しもあり、その点でも大満足。そして何より、順調に準決勝進出を決めたことに安堵しました。
ここまで、1次ラウンドから準々決勝までの5試合全てで、6点差以上で快勝してきた日本ですが、正直言ってアメリカで試合をしているPOOL C、POOL Dの国々に比べると日本が戦ったPOOL A、POOL Bの国々はレベルが劣ります。
準決勝(メキシコ戦)からは、急にレベルが上がることになりますから、ここからが本番。次はテレビでの観戦となりますが、しっかり応援したいと思います!
最後までお読みいただき、ありがとうございました!!
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