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映画『オペラ座の怪人』解説&感想 数々の名曲で構成されたミュージカル!

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どうも、たきじです。

 

今回は映画『オペラ座の怪人』の解説&感想です!1909年、ガストン・ルルーによって発表された小説を原作として、アンドリュー・ロイド・ウェバーによって製作された1986年初演のミュージカル版の映画化作品です。

 

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作品情報

タイトル:オペラ座の怪人 

原題  :The Phantom of the Opera

製作年 :2004年

製作国 :アメリカ、イギリス

監督  :ジョエル・シュマッカー

出演  :ジェラルド・バトラー

     エミー・ロッサム

     パトリック・ウィルソン

     ミランダ・リチャードソン

     ミニー・ドライヴァー

     キーラン・ハインズ

     サイモン・キャロウ

     ジェニファー・エリソン

上映時間:143分

 

解説&感想(ネタバレあり)

愛憎のミュージカル

舞台は1870年のパリ、オペラ座。コーラスガールのクリスティーヌ(エミー・ロッサム)は姿を見せない"音楽の天使"にレッスンを受け、歌い手としての才能を開花させます。

 

しかし"音楽の天使"の正体は、オペラ座の地下に潜むファントム(ジェラルド・バトラー)でした。彼は想いを寄せるクリスティーヌをプリマドンナにし、自分の歌を歌わせるために手段を選びません。

 

そこに現れるのがオペラ座の新しいパトロンになったラウル(パトリック・ウィルソン)。彼はクリスティーヌの幼馴染みであり、久しぶりに再開した2人はたちまち恋に落ちます。

 

クリスティーヌを手に入れようとするファントム、クリスティーヌを守るラウル、戸惑うクリスティーヌ。本作はそんな3人を中心とした愛憎劇を、アンドリュー・ロイド・ウェバーの素晴らしい曲に乗せて描くミュージカル映画です。

  

音楽の圧倒的な素晴らしさ

アンドリュー・ロイド・ウェバーは世界を代表するミュージカル作家で、本作の他に『ジーザス・クライスト・スーパースター』、『エビータ』、『キャッツ』など、数々の有名なミュージカルを書き上げています。本作を含め、上に挙げた作品は、すべて彼が20代、30代の時の作品というのもすごいです。

 

映画のほとんどが彼の名曲で構成されている以上、映画として失敗する方が難しいですね。と、言いたいところですが、公開中の映画版『キャッツ』は散々な言われようです(汗)

 

1919年、オークションにかけられたオペラ座のシャンデリアが、再びオペラ座の天井へと昇っていき、1870年に時代がさかのぼっていくオープニング。あの有名な序曲が流れるシーンは鳥肌ものでした。

 

この序曲や、"Angel of Music"、"The Music of the Night"、"All I Ask of You"などの代表曲は、他の様々な場面でもモチーフが流用されています。

 

中でも私が感銘を受けたのは、"The Music of the Night"と"All I Ask of You"を使った対比です。前者はファントムのラブソング、後者はラウル(とクリスティーヌ)のラブソングという位置づけの曲です。

 

映画中盤、舞台版では第一幕の最後にあたるシーンで、ラウルとクリスティーヌは愛を歌います("All I Ask of You")。去っていく2人の愛の歌を聞きながら、ファントムはそのメロディ(の最後の一節)に乗せて怒りの声を挙げます。

 

そして映画のラスト、中盤と同じように、ファントムは去っていく2人の愛の歌を聞きます。ここで彼は最後の一節を"Music of the Night"のメロディに乗せて歌います。彼が「私の曲に翼を与えることができるのは君だけだ」と歌った曲に乗せて、2人にしか創れない音楽(="Music of the Night")の終わりを嘆きます。

 

"All I Ask of You"から"Music of the Night"へスムーズに転換し、ファントムの言葉(歌)で作品を締めるあたり、本当に上手いと思いました。

 

舞台で言うところの第一幕と第ニ幕のそれぞれの終わりのシーンを対比させることで、ファントムの心情の変化がより強調されているように感じます。

 

 

映画としての良し悪し

私は本作を、映画化作品として傑作とは決して思いません。ただ、映画ならではの良さもたくさんありました。

 

上にも挙げたオープニングで、オペラ座が時代を遡っていく様子や、クリスティーヌがカルロッタに変わって"Think of Me"を歌うシーンの場面転換は、映画でしかできない映像表現でした。

 

"Masquerade"では、大勢の出演者で歌う合唱で、迫力と華やかさに満ちていました。衣装を白・黒・金に統一して色彩を抑えているのも、真っ赤な衣装で現れるファントムが強調されていていいですね。

 

"Point of No Return"ではとても艶っぽい演出で、息を飲むようなシーンになっていました。見つめるラウルが涙目になるのもうなずけます(笑)

 

一方で、残念だった点もいくつか。

 

ファントムの素顔は、もっと醜さを強調しても良かったのではないでしょうか。せっかく映画なのだから、メイクにももっと凝れたはずです。そうした方が、ファントムの心が歪んでいったことへの納得感も増すと思います。

 

あとはファントム役のジェラルド・バトラーの歌唱力。彼は声自体はいいですし、情熱的な演技も良かったので、全体的には満足なのですが、どうしても歌唱力は不足しています。

 

クリスティーヌ役のエミー・ロッサムは幼い頃からオペラをやっていたということですし、ラウル役のパトリック・ウィルソンはブロードウェイで活躍する俳優です。2人に比べて大きく歌唱力の劣る彼が、なぜこの超有名なミュージカルの主演に選ばれたのか疑問ではあります。

 

まあこの3人の中で、ジェラルド・バトラーが現在では一番売れているので、彼をキャスティングした人は見る目があったということですけどね。

 

 

最後に

舞台版があまりにも素晴らしい作品なので、少し物足りない部分も感じましたが、それでも大好きな作品です。とにかく音楽がいいので、繰り返し見られる作品になっています。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました!!

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