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旧芝離宮恩賜庭園に行ってきた 晩秋編

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どうも、Takijiです。

 

11月下旬の紅葉シーズンに、

旧芝離宮恩賜庭園に行ってきました!

 

 

旧芝離宮恩賜庭園に行ってきた 晩秋編 

基本情報

 開園時間:9:00~17:00(入園16:30まで)

入園料: 一般 150円 65歳以上 70円
   (小学生以下及び都内在住・在学の中学生は無料)

アクセス:JR 浜松町駅から徒歩1分
     都営大江戸線・浅草線 大門駅から徒歩3分
     ゆりかもめ 竹芝駅から徒歩10分

 

 

旧芝離宮恩賜庭園について

 ”離宮”とは、皇室の別邸を意味し、”恩賜”とは天皇から賜ったものを意味します。

したがって、「かつて”芝離宮”という名の皇室の別邸だったものを天皇から賜った庭園」という意味になります。

 

江戸幕府の老中であった大久保忠朝が作庭した大名庭園がルーツで、徳川家や有栖川宮家の所有を経て、皇室が買い上げました。その後、大正13年(1924年)に、昭和天皇(当時の皇太子)のご成婚の記念として東京市(現東京都)に下賜され、一般公開されました。

 

園内の風景 

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藤棚。春には美しい藤の花が咲き乱れることでしょう。

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洋館跡。迎賓館の役割も担った洋館がありましたが、大正12年の関東大震災で倒壊してしまったそうです。

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回遊式泉水庭園となっており、中央には大きな池があります。

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3本足の雪見灯籠。

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池の水は、もともとは海の水を取り入れており、いわゆる汐入の庭園でした。潮の満ち引きによって水位が変わることで砂浜や飛石が現れるという作庭になっていたようですが、現在は周囲の海が埋め立てられたことから、淡水の池になっています。

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いくつかの築山が作られていて高低差のある作庭になっています。

園内で最も高い大山に上ると、全体が見渡せます。

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大久保忠朝の上屋敷であった当初に茶室に使われていたと言われる石柱が残されています。小田原北条家に仕えた戦国武将の旧邸から運ばれた門柱だそうです。

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景勝地を縮めて表現する縮景は日本庭園によく見られる特徴の1つで、こちらの西湖堤は中国杭州の西湖の堤防を模したもの。西湖堤の縮景は小石川後楽園や広島の縮景園にも見られます。

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根府川山。石組が勇壮で迫力のある築山です。

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桜の木の紅葉が美しい晩秋の風景を作っています。

秋の風景を楽しみつつ、春が待ち遠しくなります。

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中島へ続く橋。中島は不老不死の仙人が住むという伝説の蓬莱山を模しています。

蓬莱神仙思想も日本庭園によく見られるモチーフです。

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最後に

今回初めて訪れましたが、とてもきれいに整えられた美しい庭園でした。

こじまりしているので、のんびり廻っても1時間半程度の滞在でした。

 

季節によって大きく表情を変えるのが日本庭園のいいところ。

また春にも訪れたいですね。

 

少し残念なのは庭園の周囲が作庭当時とはすっかり変わってしまったこと。東京に残る多くの日本庭園に言えることですが、ビル群に囲まれて、景観は大きく落ちています。ビルでは借景にもなりません。まあこればっかりは仕方ないですね。

 

最後まで読んでくださった方、ありがとうございました!