どうも、Takijiです。
一見さんにはどうでもいい話ですが、わたくし結婚しました!
いろいろと忙しくなり、最近ブログの投稿も激減してしまっておりますが、マイペースにやっていきたいと思っております。
(『人生を楽しむ独身男のブログ』というブログ名でやってきましたが、そのうちしれっと変えようと思います)
さて、10月中旬、栗林公園に行ってきました!
栗林公園に行ってきた
栗林公園について
栗林公園は香川県高松市にある日本庭園です。江戸時代に作庭され、高松藩主松平氏のもと、栗林荘として整備されました。明治時代に県の所有となり、栗林公園として一般開放されました。国の特別名勝に指定されている他、ミシュラン観光ガイドで3つ星に選定されるなど、国内外で評価の高い庭園です。
園内の風景
案内図の左側が南庭、右側が北庭。時間の都合で、見どころの多い南庭を巡ります。
背後には紫雲山がそびえ、庭園の一部のように構成されています(借景)。
明治時代に博物館として建てられた商工奨励館。なかなか立派な建物です。
日本庭園には鶴と亀のモチーフがよく使われます。こちらの鶴亀松は、亀の形の石組の上に、鶴の舞う姿に似た松が植えられています。遠目に見たのでよく分かりませんね(汗)。
栗林公園には松が多く植えられており、お手植え松も多いです。こちらはエドワード8世のお手植え松。
昭和天皇のお手植え松跡もありました。
石梁と、その向こうには蓮が茂る芙蓉沼。花が咲くときれいでしょうね。
梅林。
別角度からの鶴亀松。本当に立派な松ですね。
たくさんの錦鯉が泳いでいます。錦鯉は観賞用に品種改良されたものです。自然のものではないので川に放流してはだめですよ。
きれいに手入れされた松林が美しいです。
振り返った獅子のような形をした"見返り獅子"です。
日暮亭という茶室には、侘びた趣が素晴らしい茶庭があります。
険しい岩盤が露出した石壁は中国の景勝地にちなんで"赤壁"と呼ばれます。中国の景勝地をモチーフにするのも日本庭園のお約束ですね。
こちらは赤壁の前にある旧日暮亭。松の木、藤棚、小川を配した美しい茶庭を備えます。
滝はポンプで水を汲み上げて流しています。こう聞くと人工であることに違和感を覚えがちですが、庭園はそもそも人工的なものですから、何の問題もないのです。ちなみに江戸時代は紫雲山の中腹に置いた桶まで人力で水を運んでいたそうです。
中島を挟んで二つの橋がかかり、向こう岸へとつながっています。浄土式庭園のモチーフですね。平等院のように、向こう岸には御堂があることが多いですが、こちらは石組があります。遠方にある険しい山々を表現しているのでしょうか。
涵翠池は、池に浮かぶ蓮の葉、美しく配された石組、背後に紫雲山と、とても素晴らしい景色が広がっています。岩の上に立つサギがまた美しいです。
ソテツが植えられた鳳尾塢。
掬月亭。「水を掬すれば月手に在り」 という唐詩にちなんでいます。手ですくった水に月が映った様子を表現した美しい詩ですね。
掬月亭には皇太子時代の大正天皇のお手植えの松があります。
南湖側から見るとまた美しいです。
南湖に浮かぶ小舟も風情があります。
コイの餌やりも人気です。
きれいなアーチの偃月橋。
富士山を模した築山である飛来峰です。
飛来峰を登ると、栗林公園で一番の景色が広がります。眼下に南湖が広がり、手前には偃月橋、奥には掬月亭、小舟も浮かんでいます。
別角度からの偃月橋。
すっぽんが泳いでいます。
栗林公園は本当に立派な松がたくさんあります。
最後に
当時のままの借景あり、築山からの美しい眺めあり、広大な湖あり、松あり、花あり、滝ありと、日本庭園の魅力が詰まった庭園でした!
私は庭園好きとして、全国の主要な日本庭園は概ね訪れていますが、1,2を争う美しさだと思います!興味のある方はぜひ訪れて下さい!
最後まで読んでくださった方、ありがとうございました!