今回は、池袋駅西口にあるラーメン屋「皇綱家（きづなや）」さんを訪問しました。
店舗情報
レビュー
こちらのお店は中野区の野方にある「輝道家」で修行した店主が2020年に開いた家系ラーメンのお店です。
平日の19時半頃に訪れると外待ちが2名でした。こちらのお店は食券を買ってから並ぶ方式。店員さんが常に店前の状況に気を配っていて、順番に券売機に案内してくれます。
券売機はキャッシュレス決済には非対応で、使えるお札も千円札のみ。これは少々残念ですが、こちらも店員さんが両替が必要か気を配っていて、両替大歓迎という感じでした。
家系ラーメンのお店ですのでラーメンは一種類のみで、券売機にはトッピング違いのボタンが並んでいる形です。私はチャーシューラーメン（¥1150）をチョイス。麺の量は並盛170g。+¥100（中盛）で1.5倍の255g、+¥200（大盛）で2倍の340gとなります。私は中盛にしました。
食券を買うと列に並びます。並んでいるうちに、店員さんが先に食券を取りに来てくれます。ここで、麺の硬さ、味の濃さ、油の量のお好みも注文します。
基本的に私は家系ラーメンをしょっぱく感じることが多い上に、こちらのお店は元々味が濃いめだと聞いていたので、味の濃さだけ薄めでオーダーしました。味の濃さがこの店の特徴だと考えると、少し迷いは生まれましたが。
その後、ちょうど何人かのお客さんが出たので、ほんの数分で店内に案内されました。
店内は昔ながらのラーメン屋さんの大衆的な雰囲気。座席は厨房をL字に囲うカウンターのみ。足元の荷物を入れる棚は大きめなので、荷物や上着の置き場には困りません。
水は店員さんがサーブ。紙エプロンの要否も聞いてくださいます。繰り返し述べている通り、気配りは素晴らしいです。元気さと丁寧さを兼ね備えた接客で、大変居心地がいいです。
数分でチャーシューラーメンが到着。
チャーシューラーメン（中盛）
具材は、海苔3枚、チャーシュー4枚、ほうれん草です。
スープは家系としては比較的黒めの色味。香りや味も含め、豚骨よりも醤油がしっかり感じられます。油と豚骨の旨みもあり、大変いい味です。中太でもっちりした麺も文句なしです。
味を薄めにしたのは正解でした。薄めでも私には少ししょっぱいくらいでしたから。油は多めでもよかったかな。
そして何と言っても具材の主役であるチャーシュー。本気で調理された本格派。柔らかな食感、赤身と脂身のバランスも良く、大きく厚みもあってボリュームも申し分なし。ラーメンの満足度を大きく引き上げてくれるチャーシューです。
海苔、ほうれん草とこのラーメンとの相性は言わずもがな。こちらもしっかり美味しいです。
卓上にはおろしニンニク、生姜の千切り、豆板醤などなど。私はおろしニンニクをたっぷり使わせていただきました。生姜千切りもいいアクセントになります。
完成度の高いラーメンと、行き届いたサービスに大満足。¥1,250以上の価値のある食事となりました。
