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紅白にて米津玄師が大塚国際美術館で歌った意味を考える

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どうも、Takijiです。

 

遅ればせながら、録画していおいた紅白歌合戦を拝見しました。

平成最後の紅白ということで様々な特別企画もありましたが、やはり注目の米津玄師さんの歌唱、感動しました。

 

米津さんの地元・徳島県から中継するということは事前に発表されていましたが、始まってみてびっくり。なんと大塚国際美術館のシスティーナ・ホールで歌っているではありませんか!

 

これにはいろいろ思うところがあったので、いてもたってもいられず、米津さんが大塚国際美術館のシスティーナ・ホールで歌った意味について勝手に考えてみました。

  

 

米津玄師について

今さら説明する必要もないかもしれませんが、米津玄師さんは徳島県出身、2019年1月現在27歳のミュージシャンです。もともとはハチ名義でニコニコ動画などでボーカロイドの楽曲を発表されていました。

 

その後、2012年に『diorama』でアルバムデビュー、2014年に『YANKEE』でメジャーデビューを果たしました。以降メジャー3枚目のアルバムであるヒット作『BOOTLEG』に至るまで、若者を中心に人気となり、多くのCMやアニメともタイアップしました。

 

2018年に、今回の紅白で披露した「Lemon」をリリース。ドラマ『アンナチュラル』の主題歌となったこの楽曲の大ヒットで、テレビ世代にもその名が知られることとなりました。NHK2020応援ソング「パプリカ」のプロデュースも手掛けるなど、いま最も脂ののったミュージシャンと言っていいと思います。

 

耳なじみのいいPOPなサウンドを軸に、独特なリズムやメロディーは、クセになる魅力を持っていると思います。また、作詞家、作曲家、歌手としてのみならず、イラストレーターや映像作家として、あるいはPVやライブで見せるダンスなど、その多才さにも目を見張るものがあります。

 

大塚国際美術館について

大塚国際美術館は徳島県鳴門市にある美術館で、延床面積で国立新美術館に次ぐ規模を誇ります。1000点以上の世界の名画を原寸大で陶板複製し展示しています。

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私も2度訪れましたが、数々の名画がスケールや色彩そのままに再現された様は、複製とはいえ感動します。教科書やテレビ等で目にしたことのある名画がそこら中にあるので、美術に詳しくない人でも楽しめる美術館だと思います。

 

特に、米津さんが紅白で歌唱を行ったシスティーナ・ホール。ミケランジェロの『最後の審判』のあるシスティーナ礼拝堂を再現しており、圧巻です!

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米津玄師が大塚国際美術館で歌った意味

上記の通り、米津玄師さんが歌った場所は大塚国際美術館のシスティーナ・ホール、ミケランジェロの傑作『最後の審判』の下です。ミケランジェロと言えばルネサンス期を代表する画家で、彫刻家、建築家、詩人としても後世に影響を与える作品を残すなど、多才な芸術家でした。

 

上に述べた通り、米津玄師さんもまた多才なアーティスト。ミケランジェロと並べるなど少し大げさですが、歴史上の偉大なアーティストの傑作の下で、現代の新進気鋭のアーティストが歌う様に、少なくとも私は、震えました。

 

また、ミケランジェロの時代はルネサンス期と言われますが、ルネサンスという言葉は「再生」を意味するフランス語で、ギリシャ・ローマの古典文化を復興しようする文化運動を意味します。現代の日本のミュージックシーンに目を向けると、純粋な“音楽”とは程遠いアイドルグループや、K-POPがヒットチャートを席巻するなど、長らく閉塞感すら感じるJ-POPにおいて、米津玄師さんのようなアーティストの登場は、“再生”の兆しのように感じます。

 

今回の歌唱は、ミケランジェロのように多才なアーティストである米津さんが、J-POPにルネサンスを到来させる、そんなことを暗示させるようなパフォーマンスだったと思います。米津さん本人や、今回の舞台演出の方にどれほどの意図があったかは知りませんが、私は勝手にそんなことを考えました。

 

礼拝堂が舞台であることは「Lemon」という曲の主題にも合いますし、なおかつこの美術館が米津さんの出身地である徳島県にあるなんて、もうこれ以上ない舞台だったと思います。『最後の審判』が浮かび上がった瞬間は本当に鳥肌が立ちました。

 

最後に

というわけで、感動した勢いでいろいろ深読みして考えてみました。今回注目されて、大塚国際美術館のお客さんも増えそうですね。もちろん、米津玄師さんの今後のご活躍にも期待です!

 

最後まで読んでくださった方、ありがとうございました!