どうも、たきじです。
今回は前回の『トイ・ストーリー』に続いてシリーズ第二作『トイ・ストーリー2』の解説&感想です。
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作品情報
タイトル:トイ・ストーリー2
原題 :Toy Story 2
製作年 :1999年
製作国 :アメリカ
監督 :ジョン・ラセター
声の出演:トム・ハンクス
ティム・アレン
ジョーン・キューザック
ウェイン・ナイト
上映時間:92分
あらすじ
アンディのお気に入りのおもちゃウッディ(トム・ハンクス)は、実は年代物の貴重なおもちゃだったことが発覚します。おもちゃ屋のアル(ウェイン・ナイト)に盗まれてしまったウッディは、カウガールのおもちゃジェシー(ジョーン・キューザック)、馬のおもちゃブルズアイ 、金鉱掘りのおもちゃプロスペクターとともに日本の博物館に売られていくことになります。
子供に遊んでもらうことこそがおもちゃの本分だと考えるウッディは、アンディの所へ帰ろうとします。しかしプロスペクターは、子供が大人になればおもちゃは捨てられるのだから、博物館で永遠に飾られる方が幸せだと訴えます。元の持ち主に捨てられたジェシーの経験も聞き、ウッディは悩みます。
一方、バズ(ティム・アレン)を始めとするアンディのおもちゃ達は、ウッディを連れ戻すために、ウッディの元を目指して大冒険を繰り広げます。
解説&感想(ネタバレあり)
おもちゃにとっての幸福とは
本作では、子供の成長に伴っておもちゃが居場所を失っていくという現実がストーリーの軸になっています。これは第一作にはなかったテーマですが、おもちゃには切実な問題であり、第三作にも続いていきます。
このテーマが色濃く現れるのがジェシーの回想シーン。元の持ち主のエミリーが成長するとともにベッドの下に忘れ去られ、やがて捨てられていく…。歌("When She Loved Me")に乗せてモンタージュで描かれるこのシーンのすばらしさ!自分が子供の時に遊んでいたおもちゃ達はどう感じていただろうかと、つい思いを馳せてしまいそうです。
博物館で長く人々に愛されるのか、アンディの元でいつ捨てられるかも分からない日々を過ごすのか。揺れるウッディの心をしっかり描いているからこそ、最後のウッディの選択に感動できます。
ウッディの足の裏にある"ANDY"の文字。他のおもちゃと違って"N"が左右逆になっていますよね。アンディがまともに文字を書けないような頃から一緒にいるのはウッディだけなんでしょう。
アドベンチャー映画としての楽しさ
アドベンチャー映画として、アクションシーンの楽しさは前作以上!
まずは、さらわれたウッディを追跡するバズ達の冒険が楽しいです。三角コーンをかぶって道路を横断するシーンでは、彼らは気付いていませんが、道路では大事故が巻き起こっているのがおもしろいです。
おもちゃ屋でバズが別個体のバズのおもちゃと入れ替わってしまったり、バズの宿敵であるザーグのおもちゃが登場したりと、展開の広がりは見事なものです。突然の『スター・ウォーズ』のパロディには爆笑してしまいました。
日本に送られていくウッディ達を追いかけるクライマックスは笑いと迫力たっぷりに描かれます。エレベーター、道路、ベルトコンベア、滑走路と、テンポよくシーンが流れていきます。
特筆すべきは、バズ達に助けられて脱出したウッディが、ただ一人脱出が遅れたジェシーを追いかけるシーン。ジェシーが入れられたケースはエアカーゴに乗せられて飛行機へ運ばれて行きます。これをウッディがブルズアイに乗って追いかけ、エアカーゴに飛び乗ります。これは明らかに往年の西部劇へのオマージュ!コンテナが連結されたエアカーゴを列車に見立て西部劇をやるとは、思わず熱くなってしまいました!
最後に
今回は映画『トイ・ストーリー2』の解説&感想でした!もともとディズニーは続編をビデオ作品として製作するのが慣例でしたが、本作は出来が良すぎて劇場用になったと聞きます。それも納得のすばらしい作品でした!
最後までお読みいただき、ありがとうございました!!
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