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映画『スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲』解説&感想 シリーズ随一と言われる理由

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どうも、たきじです。

 

今回は1980年公開の映画『スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲』の解説&感想です。 スター・ウォーズ・シリーズの中で最初に製作された旧三部作(オリジナル・トリロジー)の第2作です。

 

 

↓ 前作の解説&感想はこちら

 

作品情報

タイトル:スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲

原題  :Star Wars: Episode V The Empire Strikes Back

製作年 :1980年

製作国 :アメリカ

監督  :アーヴィン・カーシュナー

出演  :マーク・ハミル
     ハリソン・フォード
     キャリー・フィッシャー
     デヴィッド・プラウズ
     ジェームズ・アール・ジョーンズ
     アレック・ギネス
     アンソニー・ダニエルズ
     ケニー・ベイカー
     ピーター・メイヒュー
     ビリー・ディー・ウィリアムズ

 上映時間:124分

 

解説&感想(ネタバレあり)

シリーズを進化させた第2作

『スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲』は、いまなおシリーズ最高傑作と語られることの多い作品です。第1作にあたる前作は、作り込まれた独自の世界観の中で、ルークが繰り広げる宇宙スケールのアドベンチャーを描いたエンターテインメント作品でした。本作は、前作の魅力に加え、「闇」「苦難」「葛藤」といった暗さを帯び、物語の奥行きが増しています。結果として、より観客の心を強く引きつける作品になっています。

 

さらには、シリーズを象徴するキャラクターであるヨーダが登場し、フォースの真理を語るジェダイの騎士として、ルークの成長と精神性に光を当てています。また、ダース・ベイダーは物語の中でさらに前面に押し出され、その圧倒的な存在感を確立しています。

 

こうした要素によって、世界に衝撃を与えた前作から、さらにシリーズが進化して感じられます。

 

序盤からクライマックス級の"ホスの戦い"

本作の冒頭の舞台は雪に覆われた惑星ホス。隕石を探索しようとしたルークがワンパに襲われて捕まるというところからのなんやかんやは、正直言って間延びしています。このシーン、現実で事故に遭って顔が変わってしまったマーク・ハミルに合わせて、ルークの顔を傷つけるためだという話も。意味のない無駄なシークエンスに感じていたので、この話を聞いて腑に落ちました。

 

この後、帝国軍が出てくると、やはり面白くなってきます。反乱軍と帝国軍それぞれが戦闘準備を進める過程がクロスカッティングで描かれ、各シーンでそれぞれの作戦が語られることで、この後の戦いへの期待が高まります。

 

ここでも素晴らしいのはジョン・ウィリアムズの音楽です。帝国軍のシーンでは「インペリアル・マーチ」が響き渡り、反乱軍のシーンでは「二つの夕日(フォースのテーマ)」のモチーフがうっすらと流れます。交互に描かれる2つの場面を音楽がシームレスに繋ぎながら、決戦に向けて緊張感を高めていきます。

 

そしてついに始まる総力戦(ホスの戦い)。四足歩行兵器AT-ATの進撃は、ストップモーションによる古典的手法で表現されますが、反乱軍のスピーダー視点のショットを織り交ぜることで、驚くほどダイナミックに見せています。これぞまさに特撮ですね。

 

この戦闘は、前作のクライマックスの延長のようで、序盤から観客を映画に引き込む素晴らしい見せ場でした。

 

ヨーダの登場と精神的深掘り

ホスの戦いの後、ルークがたどり着くのは、霧深い惑星ダゴバ。ここでついに登場するのがヨーダです。ここでルークはヨーダの指導のもと、フォースと向き合います。

 

ダークサイドという概念との対峙を含め、ルークの精神的な部分が深掘りされ、ルークの成長が描かれていきます。「Do or do not. There is no try.」(やるかやらぬかだ。"やってみる"などない。)ヨーダの言葉は、フォースに導かれる宿命を持ち、決断を迫られるルークを奮い立たせるかのようです。フォースの力でXウィングを持ち上げるというモチーフも効いています。

 

ダース・ベイダーの存在感

本作でダース・ベイダーは、前作よりもはるかに中心的な位置にいます。ジェームズ・アール・ジョーンズの重厚な声が響くたび、画面が引き締まり、恐怖が肌で感じられます。圧倒的な悪役として、存在感を増しています。

 

重ね重ねインペリアル・マーチは素晴らしいですね。特定のキャラクター・場所・概念などと結びつけられた音楽をライトモチーフと言いますが、この曲は映画史におけるライトモチーフの代表例と言えるでしょう。帝国の恐ろしさを引き立てるのみならず、映画全体のクオリティーを引き上げているのは間違いありません。

 

そして、本作では、ついにルークとベイダーが直接対決します。勇み足のルークのライトセイバーは飛び出るように伸びるのと対照的にベイダーのライトセイバーはゆっくりと伸びる。この描写も両者の精神性を表現するようで面白いところです。

 

I am your father.

私はお前の父だ

 

そしてこの台詞です。2人の直接対決のアクション自体は、正直、そこまで凄いとは思いませんが、この台詞によるインパクトは凄まじいです。何といっても映画史に残る伝説的なシーンですからね。次作へ期待を高める第2作のラストとしても完璧に役割を果たしています。

 

絶望の中に残された希望

本作の大きな特徴の一つは、前作の心地よいハッピーエンドとは対極にある絶望的な結末でしょう。なんせハン・ソロは凍結され、ルークはベイダーに敗れてしまうわけですからね。

 

そうした結末に向かっていく中で、ソロの凍結の場面は大きな見所でした。凍結装置へと連れていかれるソロに向けて、レイアは「I love you」と叫びます。映画を通して、本音を引き出そうとするソロと感情を抑えるレイアのやりとりが繰り返されてきたからこそ、このシーンは胸に迫るものがあります。

 

反乱軍の指導者としての立場をわきまえ、感情を抑えてきたレイア。このシーンは、彼女が女性としての自分をさらけ出す瞬間です。ここでのソロの「I know」という返しもいいですね。このやりとりは、次作で2人の台詞を入れ替えて再現されています。

 

また、凍結されるソロを前にチューバッカが悲痛に叫ぶ中、レイアはあくまでも冷静さを失いません。数々の困難に直面しながら、あるいは恋愛を通して、指導者として、女性として、彼女が成長していくのが感じられるシーンです。

 

また、レイアだけでなく、ヨーダの元での修行を通じたルークの内面的な成長、自分勝手な男だったソロの仲間思いな男への変化が、映画を通して描かれています。3人の主人公それぞれの成長が、このバッドエンドな物語にあって希望を感じさせ、この点も次作への期待を見事に高めています。

 

最後に

今回は映画『スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲』の解説&感想でした。高らかに奏でられるインペリアル・マーチのもと、ダース・ベイダー率いる帝国軍の逆襲。ヨーダの指導により精神的に成長するルーク。絶望的な結末の中で垣間見える希望。エンターテインメント一色だった前作から深みを増し、単なる冒険譚から神話へと進化していくのが感じられる第2作でした。

 

個人的な満足度:8/10

 

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