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映画『のぼうの城』感想 歴史映画として楽しめますが、文句をつけたくなるところも…

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どうも、たきじです。

 

今回は映画『のぼうの城』の感想です。本作は、犬童一心と樋口真嗣が共同監督を務め、野村萬斎主演で描く歴史スペクタクル。成田勢3000の軍勢が、石田三成(上地雄輔)率いる2万の軍勢から城を守る物語です。

 

作品情報

タイトル:のぼうの城

製作年 :2012年

製作国 :日本

監督  :犬童一心

     樋口真嗣

出演  :野村萬斎

     榮倉奈々

     成宮寛貴

     山口智充

     上地雄輔

     佐藤浩市

 上映時間:145分

 

感想(ネタバレあり)

のぼう様(野村萬斎)が百姓に慕われていることが軸となって、石田の軍勢に一泡吹かせるストーリーがうまくまとめられています。合戦、水攻め、田楽踊り、水攻め破りと、常に飽きさせない展開に引き込まれます。


最初の合戦では、正木丹波守(佐藤浩一)、柴崎和泉守(山口智充)、酒巻靱負(成宮寛貴)ら、主要人物それぞれに見せ場が用意され、痛快な勝利が描かれます。合戦のシーンの映像表現もなかなかに見応えがあります。


また、水攻めシーンでは、有名な忍城水攻めが映像として再現されているので、戦国好きとしてはそれだけでテンションが上がります。


そんな感じで、作品全体としては好印象。


一方で、少し文句をつけたくなるところもいくつか。


「現在の〇〇県である」の説明とか、エンディングの現在の忍城の様子とか、要りますか?


本作は史実に基づく合戦を題材にした歴史映画であって、教育番組の再現ドラマじゃないでしょう。現代との紐付けなんて不要。ただ映画の世界に引き込んでくれればいいのです。

 

同様に、主要登場人物のその後をナレーションで説明するくだりも不要。少なくともたらたら長いですよ。史実が気になったらWikipediaで調べます。


また、石田三成は2万の軍勢を率いて忍城を攻め落とせず、太閤秀吉の伝説でもある水攻めを失敗するという大失態を演じておきながら、何をニコニコと相手に感心しているのか。


「良き戦にござった!!」


言うとる場合か!


それから、誰とは言いませんが、台詞回しがぎこちない(棒読み?)役者もいたような…


あと、本作のエンディング曲はエレファントカシマシの「ズレてるほうがいい」で良かったのかな?この曲自体は好きですけどね。

 

 

最後に

今回は映画『のぼうの城』の感想でした。

 

歴史好きとしてとても楽しめる作品に仕上がっていて全体としてとても満足でしたが、少し文句をつけたくなるところも目立つ作品でした。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました!!

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