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映画『ムーラン・ルージュ』解説&感想 ポップミュージックで構成されたミュージカル

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どうも、たきじです。

 

今回は2001年公開のオーストラリア・アメリカ合作映画『ムーラン・ルージュ』の解説&感想です。

 

 

作品情報

タイトル:ムーラン・ルージュ

原題  :Moulin Rouge!

製作年 :2001年

製作国 :オーストラリア、アメリカ

監督  :バズ・ラーマン

出演  :ユアン・マクレガー
     ニコール・キッドマン
     ジョン・レグイザモ
     ジム・ブロードベント
     リチャード・ロクスバーグ

上映時間:127分

 

解説&感想(ネタバレあり)

00年代は『シカゴ』、『RENT/レント』、『プロデューサーズ』、『オペラ座の怪人』など、ブロードウェイやウエストエンドの人気ミュージカルが続々と映画化されていた時代。そんな中で、本作はオリジナルのミュージカル映画として製作されています(2018年に舞台化)。


さらに特徴的なのは、歌われるミュージカルナンバーの多くは、70〜90年代頃のポップミュージックの寄せ集めであるということ。ビートルズ、エルトン・ジョン、マドンナ、ポリス等々、馴染み深い曲が次々に登場。次は何の曲だろうというわくわくさせてくれます。


クリスチャンとサティーンが恋に落ちるシーンの"Elephant Love Medley"は最高ですね。愛について歌われた曲が立て続けに引用されるメドレー曲ですが、ビートルズの"All You Need Is Love"後にキッスの"I Was Made for Lovin’ You"という選曲が個人的にツボでした。"Up Where We Belong"や"I Will Always Love You"のような映画ファンに馴染みの深い曲の使用もうれしいですね。

 


本作は19世紀末という時代を舞台としているので、使用された楽曲の本来の世界観とは異なるわけですが、そのギャップや、ストーリーに乗せるための大胆なアレンジも楽しいところです。ニルヴァーナの"Smells Like Teen Spirit"でムーラン・ルージュに集う人々が熱狂する様子には思わずニヤリ。マドンナのLike a Virgin"は「そう来たか」と思いましたし、ポリスの"Roxanne"はタンゴ・アレンジでの群舞で見せるという表現にうならされました。


そして何より、エルトン・ジョンの名曲"Your Song"がストーリー上でフィーチャーされて、じっくり歌い込まれるのがうれしいところ。エモーショナルなアレンジと、高らかに歌い上げるユアン・マクレガーの歌唱を含め素晴らしいシーンになっていました。


そうして数々の既存曲を使用する中で、"Come What May"は本作を代表するオリジナル曲。そこまで素晴らしいミュージカル曲とは思いませんが、耳に残る曲ですね。


さて、もう一つ、本作の音楽面以外の特徴と言えばバズ・ラーマン監督らしい煌びやかな映像。役者、衣装、舞台装置など、スクリーンに映るモノそのものの美しさと、撮影、視覚効果、編集が作り出す画の美しさに息を呑みます。


一方、悲恋を描いたストーリーの方はあっさりしていて深みはないですが、私はミュージカルにそんなものは求めていません(笑)。

 

最後に

今回は映画『ムーラン・ルージュ』の解説&感想でした。19世紀末という時代を舞台にしつつ、70〜90年代頃のポップミュージックで構成された異色のミュージカル。煌びやかな映像を含め、目でも耳でも楽しめる作品です。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました!!

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