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映画『名探偵コナン 天空の難破船』感想 細部の詰めの甘さが目立つ第14作

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どうも、たきじです。

 

今回は、2010年公開のアニメ映画『名探偵コナン 天空の難破船』の感想です。『名探偵コナン』の劇場版としては前作『名探偵コナン 漆黒の追跡者』に続く第14作にあたります。

 

 

↓ 前作の感想はこちら

 

作品情報

タイトル:名探偵コナン 天空の難破船

製作年 :2010年

製作国 :日本

監督  :山本泰一郎

声の出演:高山みなみ
     山崎和佳奈
     小山力也
     山口勝平
     林原めぐみ
     緒方賢一
     堀川りょう
     松井菜桜子
     茶風林
     岩居由希子
     高木渉
     大谷育江

上映時間:102分

 

感想(ネタバレあり)

本作の舞台は、空を航行する飛行船。非日常の舞台設定は映画版の特別感もありワクワクします。物語の大筋は面白く、それなりに楽しんで見られたものの、細部の詰めの甘さが目立つ作品でもありました。


特に、伏線の張り方の強引さには違和感が残ります。蘭に怪盗キッドの変装を見破らせるシーンのために、園子が「新一LOVE」の絆創膏を用意するという伏線。蘭に怪盗キッドが新一だと思い込ませるために、幼い頃に蘭が飛行船をUFOと勘違いしたエピソードをコナンが語るという伏線。蘭に感染症の兆候を出させるために、ルポライターが蘭の両腕を掴むという伏線。逆算しただけの雑な伏線が目立ちます。これらの伏線のシーンはあまりに唐突で、観客に違和感を与えてしまいます。


また、素顔のまま新一に化けている怪盗キッドが、目の前でじっくり見られても変装と見破られないというのもやはり無理があります。いくら素顔が似ていると言っても、幼馴染が気づかないなんて、ねぇ。

 


一方、終盤にかけての展開はなかなかいいですね。 コナンが飛行船から落ちるのを怪盗キッドが助け、そこから共闘の流れになる展開はいいですし、大阪にいる平次が事件の解明に動くなど、キャラクターの配置が適切でそれぞれうまく作用しています。


終盤では、飛行船で皆がテロリストに拘束される中、密かに飛行船に戻ったコナンだけが自由な状況に置かれます。これは『ダイ・ハード』型の魅力的なシチュエーション。ただ、1人ずつ敵を倒していくシーンは少しあるものの、せっかくのシチュエーションを活かしきっていないのは惜しいところでした。

 

最後に

今回は、映画『名探偵コナン 天空の難破船』の感想でした。物語の大筋は面白いですが、強引な伏線を始めとして、細部の詰めの甘さが目立つ作品でした。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました!!
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