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映画『HACHI 約束の犬』感想 日本の感動物語をアメリカでリメイク

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どうも、たきじです。

 

今回は2009年公開のアメリカ映画『HACHI 約束の犬』の感想です。

 

 

作品情報

タイトル:HACHI 約束の犬

原題  :Hachi: A Dog's Tale

製作年 :2009年

製作国 :アメリカ、イギリス

監督  :ラッセ・ハルストレム

出演  :リチャード・ギア
     ジョアン・アレン
     ケイリー=ヒロユキ・タガワ
     サラ・ローマー
     ジェイソン・アレクサンダー
     エリック・アヴァリ

上映時間:93分

 

感想(ネタバレあり)

主人の死後も、10年近く渋谷駅に通い、主人の帰りを待ち続けた忠犬ハチ公。この実話は1987年に『ハチ公物語』として映画化されました。本作は、同作の舞台を現代のアメリカに移してリメイクした作品です。


ハチの主人パーカーを演じたのはリチャード・ギア。2004年公開の『Shall We Dance?』に続いて、日本映画のリメイク作品に主演したことになります。


本作の物語の構成は極めてシンプルです。


駅で迷い犬となっていたハチを拾うパーカー。ハチを飼うことになり愛情たっぷりにハチを育てます。やがてハチは毎朝仕事に向かうパーカーを駅まで送り、午後5時になると迎えに行くようになります。しかし、パーカーは突然倒れ帰らぬ人に。それでもハチは毎日午後5時に駅に向かい、パーカーを待ち続けるのでした。

 


本作に登場人物は多くなく、複雑なドラマが展開されることはありません。ただただパーカーとハチにフォーカスして、2人の関係性や絆を描きます。全体として、映画としての特別な驚きはありません。


しかしながら、実話ベースの感動物語をこうしてまじまじと見せられると、心に響かないわけがありません。年老いてなおパーカーを待ち続けるハチのくたびれた姿と表情には、胸を締め付けられました。


そして、ハチが旅立つラストシーン。これまでハチがパーカーと過ごした日々がモンタージュで描かれます。そして、夢か幻か、駅で待ち続けるハチの前にパーカーが現れ、2人は再開を喜び合います。その後に目を閉じて動かないハチのショット。そして天へと旅立つハチを追うかの如く、カメラは空へとティルトアップしていきます。


劇中、色彩を抑えたモノクロ風のショットが"ハチの目線"として使用されていますが、このラストシーンの冒頭でもこのショットが入ります。これによって、観客は"ハチの目線"に引きこまれます。上述のモンタージュは、ハチの頭を走馬灯のように駆け巡る幸せな思い出。ハチがそれらを想いながら死にゆく姿に泣いてしまいました。

 

最後に

今回は映画『HACHI 約束の犬』の感想でした。映画として特別な驚きはないものの、主人を待ち続けたハチの姿が心に響く作品でした。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました!!

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