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ファイヤーサンダーのコント「ダイイングメッセージ」解説&感想 爆発力の凄まじいコント!

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どうも、たきじです。

 

今回はファイヤーサンダーの「ダイイングメッセージ」というコントを紹介します。

 

■ファイヤーサンダーについての紹介はこちら

 

 

 

はじめに

今回紹介するコント「ダイイングメッセージ」は、ファイヤーサンダーが優勝したABCお笑いグランプリのファーストステージでも披露されたコントです。私がこのコントを初めて見たのもこの時に披露されたもの。まさに抱腹絶倒。この天才的なコントに衝撃を受けた1人です。


以前、林修氏が自身の番組の中でこのコントをお気に入りとして話題に挙げていました。林先生の影響もあってか、公式YouTubeチャンネルにアップされたコントの中で、このコントの再生回数が最も多くなっています。


なお、上に貼っている公式YouTubeチャンネルにアップされているものは、単独ライブで演じられた時のものです。

 

解説&感想

彼らのコントは、ある程度時間をかけて丁寧に前振りした上で爆笑を誘うものが多いですが、このコントも例に漏れません。たった4分ちょっとのネタなのに、最初の笑いどころまで1分半以上。溜めた分だけ、一撃の爆発力が凄まじいものになっています。


必死に考えて(半ば強引に)導き出した答えが、"シンプルな真相"によって覆される。そしてその"シンプルな真相"の意外性。それがこのコントの笑いのキモになっています。


"シンプルな真相"とはすなわち、"KPKDBF"というダイイングメッセージが容疑者クプクドゥブフを指しているということ。


クプクドゥブフという、日本人にはまずいない名前が、そのまま書かれていただけだったという真相の意外性は、それだけでも面白いです。しかし、このコントにおいて、最初の笑いの爆発力を生んでいるのは、"カサイオサム"という間違った容疑者を強引に導き出した警部の必死さが、しっかりと描かれていたからに他なりません。

 
元素記号や分子量まで持ち出した複雑なロジック。「死の間際にそこまで考えてダイイングメッセージ書くか!」というツッコミたくなるような滑稽な不条理を、"クプクドゥブフ"が一気に吹き飛ばす。これが爆発力のある最初の笑いになるというわけです。


この手のコントは、ともすれば最初が一番面白くて尻すぼみになり、出オチ的に終わってしまいやすいものです。このコントも確かに一番の笑いどころはこの最初の笑いでしょう。しかし、このコントでは、少ない手数ながらセンスの良い笑いが畳みかけられているので、決して尻すぼみな印象は受けません。


最初の笑いに続く笑いどころは5つだけ。

すなわち、

「ドゥブフがたまたま左で行っただけや」

「その指はこれをクプクドゥブフとしてるやん!」

「Kじゃなくて…C!」

「なんやったら初日にクプクドゥブフって書いてるわ!」

「アブクムアルツ」

という5つです。


「その指はこれをクプクドゥブフとしてるやん!」なんて、ほんとうまいですね。フォローしているつもりの部下ですが、頭の中ではは完全に"KPKDBF"をクプクドゥブフと読んでしまっています(笑)


ホワイトボードにびっしり書かれた推理の中で、初日にクプクドゥブフって書いていたというのは、上述の"必死さ"をさらに際立たせています。これが、"クプクドゥブフ"の面白さをさらに引き立てています。


ドゥブフの居場所を"アブクムアルツ"と読む警部に対する、「いや、それは普通にエービーシー・マートです」。オチもきれいです。"KPKDBF"がカサイオサムを指すと読んでいた警部でしたが、"KPKDBF"をクプクドゥブフと認めた途端、"ABC-MART"をアブクムアルツと読んでしまう。これもうまいです。

 

 

最後に

今回は、ファイヤーサンダーのコント「ダイイングメッセージ」の解説&感想でした。最初の爆発力のある笑いを土台にして、着実に笑いが重ねられていて、本当に無駄のない良くできたコントだと感心します。"クプクドゥブフ"っていうネーミングセンスも絶妙ですよね(笑)


このコントはファイヤーサンダーの代表ネタですが、他のコントもセンスの光るコントが盛りだくさん。ぜひ多くの人に知って欲しいコンビです。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました!!
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