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映画『キャプテン・マーベル』解説&感想 内容よりも小ネタが楽しい作品

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どうも、たきじです。

 

今回は2019年公開のアメリカ映画『キャプテン・マーベル』の解説&感想です。キャプテン・マーベル・シリーズの第1作にして、マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)作品としては『アントマン&ワスプ』に続く第21作にあたります。

 

 

↓ MCU前作の解説&感想はこちら

 

作品情報

タイトル:キャプテン・マーベル

原題  :Captain Marvel

製作年 :2019年

製作国 :アメリカ

監督  :アンナ・ボーデン
     ライアン・フレック

出演  :ブリー・ラーソン
     サミュエル・L・ジャクソン
     ベン・メンデルソーン
     ジャイモン・フンスー
     リー・ペイス
     ラシャーナ・リンチ
     ジェンマ・チャン
     アキラ・アクバル
     シャロン・ブリン
     マシュー・マー
     アネット・ベニング
     クラーク・グレッグ
     ジュード・ロウ

上映時間:124分

 

解説&感想(ネタバレあり)

実力派のキャストたち

本作はMCU作品で初めての女性キャラクターを単独の主人公とした作品です。また、オスカー受賞俳優が主人公を演じたMCU作品も本作が初めてということになります(ブリー・ラーソンは2015年公開の『ルーム』で主演女優賞を受賞)。

 

MCU作品にはベテランの名優が脇を固めるこど多いですが、本作ではジュード・ロウやアネット・ベニングなどがそのポジション。実力派揃いのキャストは嬉しいところです。

 

さて、本作について本質的な内容の部分で語ることはあまりなくて、いかにも悪役っぽい奴らが実はいい奴らだったというのは意外性があって良かったな、とか、覚醒後のキャロル強すぎワロタ、くらいしか印象に残っていません(笑)。

 

90年代ネタが満載

一方で、小ネタでは随分と楽しませてもらいましたよ。

 

一番は1995年という時代設定ならではのネタの数々。公衆電話とかポケベルとか、Windows 95のエラーの効果音とか、『ストリートファイターll』のアーケードゲームとか、90年代に子供時代を過ごした私としては、絶妙にノスタルジーを掻き立てられます(笑)。

 

アメリカ人ではないので、当時繁盛していたレンタルビデオチェーン「ブロックバスター」(2013年に倒産)には何の感情も湧きませんが、銃を持ったアーノルド・シュワルツェネッガーのパネル(『トゥルーライズ』のもの)を反射的に吹っ飛ばすというややブラックなネタには笑ってしまいました。

 

また、ここぞというところで流れる音楽がニルヴァーナだったりノー・ダウトだったりと、選曲もいいですね。キャロルが着てるTシャツはナイン・インチ・ネイルズだし。音楽好きにはこの辺も楽しいところです。

 

マーベル・コミック原作の映画で恒例の、スタン・リーのカメオ出演ですが、本作では電車の乗客として登場。彼が読んでいる本は、彼が出演した1995年の映画『モール・ラッツ』の台本。電車の中でスタン・リー本人が台詞の練習をしていたという設定です。これはナイスアイデアですね。

 

なお、スタン・リーは本作の公開前に亡くなっており、本作の冒頭のマーベルのオープニングロゴは、過去作のスタン・リーのカメオ出演シーンで構成されています。

 

ディエイジング技術の進化

本作では、1995年の若かりし頃のニック・フューリーとフィル・コールソンが登場しますが、これを"現代"で彼らを演じているサミュエル・L・ジャクソンとクラーク・グレッグが演じているのも注目ポイント。

 

特殊メイクではなくデジタル処理によるディエイジング技術によってほぼ違和感なく若返った2人の姿には驚かされます。1995年頃のサミュエル・L・ジャクソンと言えば、エゼキエル書25章17節を暗唱して銃をぶっ放してた頃ですよ(笑)。

 

アントマン』でもマイケル・ダグラスを若返らせたシーンがありましたが、こちらは短いシーンのみ。本作は全編通してですからすごいですね(まあ、さらに上を行くのが、本作と同年公開の『アイリッシュマン』ですが)。

 

MCU作品とのクロスオーバー

本作には他のMCU作品とのクロスオーバー的な小ネタも。

 

本作ではニック・フューリーがアイパッチ姿になった原因が描かれています。『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』では、「かつて私はある者を信頼した結果、この目を失った」なんてことを言っていたフューリーでしたが、その真相は猫(フラーケン)に引っ掻かれたことが原因だったというのが最高です。S.H.I.E.L.D.内ではキューブを渡すことを拒んだために目を焼かれたというちょっとかっこいい噂が広まっているというのも含めて、素晴らしい小ネタです。

 

また、本作のラストシーンでは、アベンジャーズ計画の誕生の瞬間が描かれています。空軍時代のキャロルの写真にある彼女のコールサイン「アベンジャー」を目にしたフューリーは、パソコンに打ち出した「The Protector Initiative(プロテクター計画)」の「Protector」を削除。そして、画面には映りませんが、何かをパソコンに打ち込んでかすかな笑みを浮かべ、そこにアベンジャーズのテーマ曲のモチーフが流れます。「アベンジャーズ計画」という文字は直接移さずにそれを示唆するこの表現も含め、MCU作品を観てきた人は大興奮の小ネタですよね。

 

そして何と言っても、本作のミッドクレジットシーンです。『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』のミッドクレジットシーンで、消滅直前のフューリーが発した信号を受けて、キャロルがアベンジャーズの生き残りに合流します。『アベンジャーズ/エンドゲーム』の公開直前に公開された本作でこの演出。強すぎるキャロルが『エンドゲーム』でどう活躍するのかと期待を高めます。本作は、ある意味、『エンドゲーム』の最高のプロモーション映画かもしれません。

 

最後に

今回は映画『キャプテン・マーベル』の解説&感想でした。本作の本質的な内容としては、印象に残ることがあまり多くありませんでしたが、90年代ネタや、他のMCU作品とのクロスオーバー的なネタなど、小ネタが楽しい作品でした。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました!!

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