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映画『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』解説&感想 ストーリーとアクションの融合

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どうも、たきじです。

 

今回は2014年公開のアメリカ映画『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』の解説&感想です。キャプテン・アメリカ・シリーズとしては『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』に続く第2作、マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)作品としては『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』に続く第9作にあたります。

 

 

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↓ MCU前作の解説&感想はこちら

 

作品情報

タイトル:キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー

原題  :Captain America: The Winter Soldier

製作年 :2014年

製作国 :アメリカ

監督  :アンソニー・ルッソ
     ジョー・ルッソ

出演  :クリス・エヴァンス
     スカーレット・ヨハンソン
     セバスチャン・スタン
     アンソニー・マッキー
     コビー・スマルダーズ
     フランク・グリロ
     エミリー・ヴァンキャンプ
     ヘイリー・アトウェル
     ロバート・レッドフォード
     サミュエル・L・ジャクソン
上映時間:136分

 

解説&感想(ネタバレあり)

本作はスリリングなストーリー盛りだくさんのアクションが融合し、見応えのある作品に仕上がっています。

 

物語は、正義感溢れるキャプテン・アメリカ=スティーヴがシールド(S.H.I.E.L.D.)の計画に疑問を抱き、やがて対立するという展開が軸となっています。スティーヴが追われる立場に追い込まれ、さらにシールドの内部に潜むヒドラとの緊迫した駆け引きが物語を引き締め、観る者を飽きさせません。

 

一見、前作と無関係に見えるストーリーが、実はヒドラやゾラ、バッキーといったキャラクターたちによって、巧妙に繋がっているのもうまいところでした。

 

しかし、MCUのシリーズの流れで本作を観ると、シールドがこれほど深刻な状況に陥っている中で、アベンジャーズの他のメンバーは一体何をしているのか、という疑問が頭をよぎりますね(笑)。

 

アクションシーンの演出は総じて高水準で、要所要所で映画を盛り上げます。船上でのオープニング・アクション、ニック・フューリーが襲撃を受けるカーアクション、シールドからの逃走劇、ウィンター・ソルジャー率いる部隊との激闘、そしてクライマックスのヘリキャリアーを舞台にした戦闘と、それぞれが異なる趣向で観客を楽しませてくれます。特に斬新な要素があるわけではないものの、アクション・コーディネートやカッティングが際立ち、非常にスタイリッシュな仕上がりです。

 

中でもクライマックスは、物語の盛り上がりも相まって、心が高ぶる瞬間が多々あります。例えば、スティーヴが最終決戦に挑むために、キャプテン・アメリカのコスチュームを着用するシーン。『キングスマン』なんかもそうですけど、こういうのはアガりますよね。本作の場合は、スミソニアン博物館(の国立航空宇宙博物館)に展示されている前作のコスチュームを拝借するという演出も効いていて、観る者をさらに熱くさせます(警備員役でスタン・リーも登場)。

 

続いて、ブラック・ウィドウが黒幕のピアースのオフィスを制圧するシーン。世界安全保障委員会の役員に変装しての華麗なアクションは圧巻です。後のシーンでの、死を偽装していたニック・フューリーの登場も含め、ピアースを出し抜く展開は非常に痛快です。

 

ピアースを演じるのはロバート・レッドフォード。なんと贅沢なキャスティングでしょう。私はレッドフォードが出ているなんて知らずに本作を観たので、登場シーンでは思わず声が出てしまいましたよ(笑)。悪役もなかなか板についていて、抜群の存在感でした。

 

そして、こうした盛り上がりと並行して描かれるアクション。キャプテン・アメリカとファルコンが協力し、3機のヘリキャリアーを駆け巡る空中戦は爽快です。そして、ウィンター・ソルジャー=バッキーとの対峙。記憶を失くした親友との戦いというシチュエーションが、さらにアクションを盛り上げます。

 

崩れたヘリキャリアーの構造物の下敷きになったバッキーを捨て身で助けたスティーヴですが、記憶が完全に戻らないバッキーから攻撃を受けます。親友とは戦わない、と抵抗しないスティーヴ。ヘリキャリアーが墜落していく中で、追い詰められた状況で言います。

 

Then finish it. 'Cause I'm with you 'til the end of the line.

さあやれよ。俺は最後までお前と一緒だ。

 

この言葉はグッときました。

 

元の時代を生きた仲間はほとんどが世を去り、ペギーは他の人と結婚して老いているというのはスティーヴにとって受け入れ難い現実だったでしょう。新しい時代に適応し、シールドで働きつつも、自分の生き方に迷いを感じています。

 

そんなスティーヴの前に現れたバッキー。ずっと自分を支えてくれた唯一無二の親友です。バッキーが生きていたというのは喜ばしいことですが、記憶を失っていて自分の敵になるというのは過酷なことです。

 

そんな背景の中での上記の台詞は、この世に未練などないという半ば自暴自棄な感情と、親友と共に死ねるなら本望だという幸せな感情が入り混じっているようで、その繊細で複雑な感情にこちらも感極まってしまいました。

 

最後に

今回は映画『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』の解説&感想でした。スリリングなストーリーと盛りだくさんのアクションが融合していて、とても見応えのある作品でした。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました!!

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