どうも、たきじです。
今回は2016年公開のアメリカ映画『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』の感想です。キャプテン・アメリカ・シリーズとしては『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』に続く第3作、マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)作品としては『アントマン』に続く第13作にあたります。
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作品情報
タイトル:シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ
原題 :Captain America: Civil War
製作年 :2016年
製作国 :アメリカ
監督 :アンソニー・ルッソ
ジョー・ルッソ
出演 :クリス・エヴァンス
ロバート・ダウニー・ジュニア
スカーレット・ヨハンソン
セバスチャン・スタン
アンソニー・マッキー
ドン・チードル
ジェレミー・レナー
チャドウィック・ボーズマン
ポール・ベタニー
エリザベス・オルセン
ポール・ラッド
エミリー・ヴァンキャンプ
マリサ・トメイ
トム・ホランド
フランク・グリロ
マーティン・フリーマン
ウィリアム・ハート
ダニエル・ブリュール
上映時間:148分
感想(ネタバレあり)
本作はキャプテン・アメリカ・シリーズの第3作にあたりますが、アベンジャーズの面々が多数登場し、非常に豪華ですね。物語の中心にいるアイアンマンやブラック・ウィドウなどのキャラクターだけでなく、ホークアイやアントマンまで登場するのは、予備知識なく映画を観る私としてはうれしい驚きでした。
また、単独作品の公開に先駆けて登場するブラックパンサーやスパイダーマンの登場には胸が躍ります。スパイダーマンはマーベル・コミックのキャラクターながら、映画化権はソニーが保有しているという複雑な関係にありましたが、マーベルとソニーがライセンス契約を結んだことで、本作でMCU作品への登場が実現した形です。アメコミのヒーローの中でも屈指の人気のキャラクターですから、これはうれしいですね。
こうした豪華なキャラクターたちの共演は見どころですが、一方で、脚本は大味な印象。
本作はアベンジャーズの面々が2つに割れて対立するストーリーですが、ソコヴィア協定をきっかけとした対立への流れは、そこまで上手い流れには感じられませんでした。ちょっと予定調和な感じというか…。上述の通り、スパイダーマンの登場自体はうれしいものの、彼をスカウトする流れは少々強引な印象を受けました。
主人公はキャプテン・アメリカですから、前作の流れを汲んで、かつての親友バッキー(今は洗脳されてウィンター・ソルジャーとして敵対)との関係もドラマの見せ所かと思いましたが、バッキーがよくわからないうちにすっかり仲間になっているのも拍子抜けでした。
また、スーパーヒーローの反社会的な側面にスポットを当てるというのは面白いのですが、これ自体は『ウォッチメン』や、それを意識したアニメ『Mr. インクレディブル』で描かれてきたテーマですからね。新鮮さには欠けます。
とはいえ、アクション面は期待を裏切らず、十分に楽しませてくれました。特に、空港で繰り広げられるヒーロー同士の対決は大きな見せ場になっています。多様な能力を持つ者同士が戦うので、アクションのバリエーションが豊富で非常にエキサイティング。他のヒーローたちに比べて地味な印象のあるアントマンも、小型化したり巨大化したりで大活躍していて、意外にも魅せてくれました。
ただ、どうしてもヒーロー同士で戦うのを見るのは、もどかしさを感じるところです。ヒーロー同士の戦いにはそれぞれの正義があるため、どちらか一方に完全に感情移入するのは難しく、結果として中途半端な感情で観ることになります。また、物語のクライマックスにおいても、完全な和解や共闘という展開にはなることもなく、結局内輪揉めに終始していますからね…。
最後に
今回は映画『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』の感想でした。アクション面は期待を裏切らず、十分に楽しませてくたものの、全体として脚本は大味な印象で、ストーリーに乗り切れない部分もある作品でした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!!
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