どうも、Takijiです。
前回は劇団四季ミュージカル『アラジン』の感想を書きましたが、今回はその"原作"であるアニメ映画『アラジン』の感想です。この映画の実写版が現在公開中です。
↓ 関連記事はこちら
作品情報
タイトル:アラジン
原題 :Aladdin
製作年 :1992年
製作国 :アメリカ
監督 :ジョン・マスカー
声の出演:スコット・ウェインガー
リンダ・ラーキン
ロビン・ウィリアムズ
ギルバート・ゴットフリード
ジョナサン・フリーマン
上映時間:90分
『アラジン』の鑑賞は見放題作品数No.1のU-NEXTで!
あらすじ
砂漠の王国アグラバーに暮らす貧しい青年のアラジン(スコット・ウェインガー)は、王宮から逃げ出してきたお姫様ジャスミン(リンダ・ラーキン)に出会います。すぐに城の衛兵に見つかり、ジャスミンは連れ戻され、アラジンは城の地下牢に入れられてしまいます。
地下牢を抜け出したアラジンは、王座を奪おうとたくらむ国務大臣のジャファー(ジョナサン・フリーマン)に利用され、魔法の洞窟に入ります。そこで手に入れた魔法のランプをこすると魔人ジーニー(ロビン・ウィリアムズ)が現れ、願い事を3つ叶えてくれると言います。アラジンはジーニーの力を借りて、ジャファーのたくらみを阻止し、ジャスミンと結ばれることができるのか?
映画『アラジン』感想(ネタバレなし)
手描きアニメーションの魅力
現在のディズニーアニメはすべてCGになり、手描きのアニメーションはやめてしまっています。CGアニメはもちろんすばらしいのですが、それを見慣れたうえで改めて手描きのアニメを見ると、独特の温かみが感じられていいものです。
本作の3年後には初のフルCGアニメ映画である『トイ・ストーリー』が公開される、そんな時代なわけで、本作にも部分的にCGが使われています。当時はそれが魅力だったのでしょうが、今見るとむしろすべて手描きにしてほしいと感じてしまいますね。懐古主義かもしれませんが…。
また、魔法の絨毯の擬人化された動きや、画面の中を暴れまわるジーニーの動きなどは、いかにもディズニーらしいというか、ウォルト時代から受け継がれた表現で、これも懐かしい気持ちになりました。
少数精鋭のミュージカル楽曲
本作のミュージカル楽曲は5,6曲に過ぎず、ワンコーラスだけだったりもするので、ミュージカルシーンはそれほど多くないです。しかし、そのすべてが名曲で、耳に残るものになっています。前回も書いたように、子供の頃に一度聞いただけと思われる曲でも聞き覚えがあったほどです。
やはり楽曲としては『ホール・ニュー・ワールド』が素晴らしいです。魔法の絨毯で世界中を飛び回る映像表現の素敵さも相まって、本当にいいシーンになっています。もちろん、ジーニーの楽曲である『フレンド・ライク・ミー』や『アリ王子のお通り』も心躍る楽しい曲になっています。
魔人ジーニーの圧倒的な魅力
上述の『フレンド・ライク・ミー』に代表されるように、本作は魔人ジーニーの圧倒的な魅力でもっていると言っても過言ではありません。このキャラクターの声を務めたロビン・ウィリアムズの演技は称賛に値します。アドリブやモノマネをまくしたて、躍動感あふれるジーニーのキャラクターを形作っています。ディズニーアニメはアフレコではなくプレスコ、すなわち声を先に収録してからそれに合わせてアニメーションを作ります。いかに彼の功績が大きいかが分かると思います。
日本語吹き替え版では、山寺宏一さんが見事に演じています。100点満点の演技と言っていいものだと思います。しかし、上記の点を考慮すると、「ロビン・ウィリアムズを超えている」というのは少し違うと思います。個人的に、そういう評を見ると少し残念な気持ちになりますね。
最後に
今回はアニメ映画『アラジン』の感想でした。子供の頃に見た時にはそこまではまらなかった映画ですが、改めて見るとなかなかの良作という印象です。当時は今ほどミュージカル映画がポピュラーではなかったので、やはりいきなり歌いだすところ違和感を感じていたのかもしれません(笑)
最後までお読みいただき、ありがとうございました!!
----この映画が好きな人におすすめ----
↓ 本作と同様、アラン・メンケンが音楽を担当したディズニーアニメ